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Cafe Jazzってなに?大阪梅田KPS音楽教室の内容1 [音楽スタイル]

大阪梅田にある「Cafe Jazz」専門の音楽教室です。

というのが「どんな教室ですか?」とウチ(Kimball Piano Salon)
について尋ねられた時の僕の答えなんです。

「なるほどCafe Jazzですか」
「はい,Cafe Jazzなんです」

分かったような,分からない会話で互いに納得しますが,
「Cafe Jazzとは何か?」という定義は音楽業界(?)にもなく、
双方が勝手にイメージしてるだけなんです。

ちなみに「うちはCafe Jazzの教室です」と申しましたが、
「Lounge Jazz」と称するスタイルも提唱しています。

「Cafe Jazz」にせよ「Lounge Jazz」にせよ、
どこかで聞いた名称だか何なのかよく判らない、と感じられましたか?

逆に言えば「Cafe Jazz」や「Lounge Jazz」とは何か?をご理解頂ければ、
Kimball Piano Salon)の特色もご理解して頂けますね。

という訳で以前から本ブログをお読み頂いている方には何度か繰り返した話題となりますが、
今日は「Cafe Jazz とは何か?」というお話をしましょう。
(Lounge Jazzは次回)


Cafe Jazz =「カフェ・ミュージック」の一種

「Cafe Jazzはカフェ・ミュージックの一種です」と言っても、
そもそも「カフェ・ミュージック」自体が、分かったような分からない言葉なんですね。

ところで「カフェ・ミュージック」にも定義がないと思ってたら、
僕がプロデュースするカフェの音楽を「カフェ・ミュージック」と呼ぶ事は、
「カフェ・ミュージックの定義」に反するからおかしい、と文句を付けられた事がありました。

つけた人は家中CDだらけ、雑誌等から得た知識が極めて豊富、かと言って職業音楽関係者ではない、
という「オタク男性」でしたが、親切心から教えて下さるには、

*「カフェ・ミュージック」とは「DJ某氏が始めた」音楽のスタイル、との事。

従ってDJ某氏と無関係な僕店が「カフェ・ミュージック」を名乗るのは間違っている,
との理屈でした。

僕はDJ某氏のお名前やどんな「音楽編集」をされておられるのか知りませんが、
沢山のヒトが絶賛する位だから、「いい仕事」をされておられ、と思います。

ではDJ某氏による「Cafe Music」のコンピュレーションCDを、
僕がプロデュースするお店でBGMとして流せば最良の効果を得れるのか、
といえば多分違うだろうな、とも思います。

「カフェのプロデュース」と言っても、僕の店ではないから、
オーナーさんの「好み」や経営陣が求める「営業効果」が枠組みとなります。

「営業効果」とは音楽によって「豪華な雰囲気になった」「スタッフの動きが活発になった」
等の「過程」ではなく、ずばり「売り上げが上がる」に尽きます。

これも勘違いされ易いのですが、
「カフェやブティックのBGM」については、
お店のスタッフの夫々が「自分が好きなCD」や「ヒットしているCD」
を鳴らせば済むような気もしますが、話はそう単純ではないのです。

いくらスタッフがカレーが好きだから、と言っても、
スパゲティーを食べに来たお客さんに勝手に出す訳にはいかない、という簡単に理由もありますが、
実は「カフェやブティックのBGM」は単に「雰囲気をよくする」だけでなく、
「客席の流れを作る」という「商業効果」も問われます。

では「軽快な曲」「にぎやかな曲」を常に流せばいいのか、といえば、
なるほどスタッフの動きはよくなるかも知れませんが、
お客さんの側では単にウルサイだけ、むしろBGMに負けないような大声で
話すから単に落ち着かない店になるだけ。

では「静かなバラード」を小音量で流せばいいのか、といえば、
よほど暇なバーはともかく、それなりにお客さんがいる店だと、
なにやら間が抜けた感じになり、顧客満足感の低下を招きましょう。

結局、メニュー、お客さんが食べる速度、時間帯による混み具合、
客層、照明等のを計算して「BGM」をプログラムせねば、
お店の「売り上げ=顧客満足度」があがらない、という結果になります。

僕が「ピアノ生演奏」する場合、客席では、男声(男性の声)が多いのか、
女声が多いのか、何割の席が埋まっているのか、スタッフの稼働率はどうか等で、
メロディーやアドリブを弾く音域がオクターブ変わったり、
曲の調、テンポ、編曲等を変えます。

時々、ボーカルのヒトと一緒に演奏しますが、
僕がリハーサルと全然違うテンポや雰囲気で弾くので、
「わがまま勝手に弾く伴奏者」と思われてしまいますが、
そうではなく「客席の状況と同期させる」事で
ボーカルの価値を高めている訳です。

「Cafe Jazz」はともかく「Lounge Jazz」なんて言えば、
「ゆったり寛いで頂き、もう一杯飲んで頂く」だけ、と思われるかも知れませんが、
「今のお客さんには帰って貰い、待っている次のお客さんに座って貰う」という「回転」
を要求される場合もあり、これが至難の業。

アップテンポでウルサク演奏すれば、単にウルサク会話するので落ち着かないので
「二度と来るか!」と思われたり、会話が困難になるので「回転」が落ちたり。

「充分に寛げた。話もなぜか弾んだ。音楽も良かった。満足したからボチボチ帰るかな」
と実際には短時間で腰を上げて頂く等の矛盾した要素を満たすのが、
少なくとも僕が「Cafe Jazz」や「Lounge Jazz」としてカフェ等の商業空間の
プロデュースをお請けする場合の職能でしょう。

話が脱線しましたが、冒頭の「DJ某氏によるカフェ・ミュージック」も素晴らしいものでしょうが、
それを僕関係のカフェやラウンジに持ってきても必ずしもベストでない。

「DJ某氏」の「カフェ・ミュージック」はあくまで「DJ某氏のカフェ」でのみ
最良の「カフェ・ミュージック」だと言い切れるでしょう。

むしろ「どんなカフェか?」が問題

おっと「Cafe Musicとは何か?」というお話でした。

何の事はない、そのカフェでBGMやライブとして用いられる音楽が、
そのカフェにとっての「カフェ・ミュージック」になる、という屁理屈みたいな解答になりました。

まぁ「売上げの向上」はこちらの職能としてさて置き、
「どんなカフェ・ミュージック」は結局「その店がどんなカフェなのか?」
という点に尽きます。

まぁ「カフェ」と言うだけで、何となく「お店の雰囲気」がイメージされますね。

テレビが付けっぱなしで、カウンターに座った競馬新聞を読んでるおじさんが
ライスカレーを食べているようなお店は、例え店名が「カフェ何々」でも『カフェ』
とは呼ばず「喫茶店」と呼ぶのが日本の慣わしのようです。

法的には珈琲等の飲物とサンドイッチやカレー程度の軽食のみの店が「喫茶店」
ランチやアルコール類があるのが「飲食店」で、いわゆる『カフェ』は「飲食店」となります。

従って法的にはスタバは「喫茶店」、
お昼の定食と競馬新聞がある設置された「純喫茶」は「飲食店」となります。
(注、実はスタバやマクドは「喫茶店」でもなく、飲食物の販売店であり、
購入した客が店内の空間で食べている、という法解釈な筈。)

そんな法律上の扱いは別として、一般的な感覚ではメニューではなく
「雰囲気」の違いが「喫茶店」と『カフェ』の違いでしょう。

ちなみにカウンターに座って、遅いお昼として「ライスカレー」と食後の珈琲を摂りつつ、
隣で競馬新聞を読んでいるオジサンと並んで、店のママさんをカラカイながら、
僕がこのブログを僕が書いている、ここ「カフェ・モンパルナス」は「喫茶店」でしょうけど…。

という訳で、僕達の「Cafe Jazz」は「Cafe Music」の一種ですが、
そもそも僕達なりに想定した「Cafe」の空間がある、という事になります。

では、どういう「Cafe」を僕達は想定しているのか?

という「Cafe論」に続いてします。(以下、次回に続く)


PS リンクはビクターの「Lounge Jazz」CD


JAZZ ELEGANCE~オーガニック・ヴォーカル

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2013/09/04
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今年も「チャールストン」「Lounge Music 」「Shizen」の三体制で展開します! [Kimball Piano Salon]

遅くなりましたが、新年おめでとうございます。皆さん、如何お過ごしですか?

僕の方は、このブログこそ長らく休止しておりましたが、
実際の「活動」は相変わらず続いておりました。

ただ「発信」は、このブログから遠ざかり、
「一見は百聞にしかず」と「You-tube」での動画公開が中心となり、
思いつきはFace-bookで短文を書く、と具合に落ち着きました。

ちなみに「You-tubeで発信する」と称しても、僕の場合は、
固定したカメラを回しっぱなしで録画したレッスンやリハーサル風景を、
編集等は一切せず、適当なコメントを添えてアップロードするだけ、というルーズなもの。

元々は僕達が自分のレッスンやリハーサルを後から観直す為に録画したに過ぎない、
第三者には「何をやっているのかよく判らない」筈の動画にも関わらず、
内容を察さられるらしく、レッスンやビジネスのお申し出を頂くことが増えました。

「動画」としてはルーズなものですが、僕達が提唱している「Lounge Jazz」や
「チャールストンRag」みたいなスタイルのピアノやボーカルに興味がある、とか、
「うちで演奏して欲しい」とか思う人が広い世間には結構おられるのだ、と認識した次第。

結局、動画自体は「カメラを回しっぱなし録画した」だけの代物ですが、
ちょっとコメントを沿え、連絡先も明記する事で、「広報」の役割は果たせるようになりました。

従ってプログの「広報」としての役割が減少したな、と。

*ブログを発信基地にしよう!

「広報」目的ならば「You-Tube」とFace-bookで賄えるので、
ブログは不要ですが、個人的には思わぬところで障害が出てきました。

僕の職業は「音樂講師」や「演奏者」ですが、
誇大表現すれば「経営者」でもあり、
滅多に仕事が入りませんが(汗)「ディレクター」でもあります。

僕は「演奏者」としてはジャズ系だから、
「一段譜」だけ持参し、ピアノで「即興」すれば済むようなものですが、
「編曲」担当でもあるので「伴奏」用のスコア(ベース、ギター、ストリングス等)を
書かねばなりません。

幸か不幸か、うちの「ジャズピアノ/ボーカル科」のレッスンで用いるのカラオケ伴奏は、
全て僕が制作しており、僕がサボるとレッスンのレパートリーが増えないので、
否応なしに「編曲」作業をする必要があります。

大した事をやる訳ではありませんが、二十年近くこんな事を続けていますと、
それなりに熟練し、五線紙に向かうと自動書記の如く、
ハーモニーやら各パートやらが書き込まれる「手」に成ります。

「音楽講師」としてはレッスン現場では「適応な事を喋り」、
前述の如く、それを「録画」にすれば「広報」も賄えるものの、
その都度、書き付けたり、喋ったりするだけでは不便なのと、
出版社とも関わっているので、原稿として固定した「教則本」にまとめる事も求められます。

或いは、リー・エバンスや、ジュディ・カーマイケル等の海外のメソッドの国内紹介も業務とする関係、
翻訳に加え、日本人向けの解説本も書かねばなりません。

ついでに言えば「ディレクター」稼業とは、
何かを依頼されて始める場合もありますが、
頼まれてもないのに勝手に「企画提案」を持っていく、
というか「頼まれる」事が最大の仕事とさえいえる訳で、
何かと「プレゼンテーション」資料を作らねばなりません。

蛇足ながら「プレゼンテーション」とやらは、
僕の場合、「手書きでサインペンで紙に大きく書く」を数ページ、
後は「気合」で話す、というアバウトなものですが、
話が進みようであれば、逆に細かい資料が必要となります。

結局、「編曲」以外は何かとパソコンに向かって、
最低A4三ページの文章をどんどん量産せねばならない筈が、
「ブログ書き」を止めて以来、億劫になり、仕事にも悪影響が出始めました。

それ故、どうも常日頃からパソコンに向かい何ページかの文章を
書く習慣を維持した方がいいのではないか、というのが一点。

それと共に、そもそもブログを書き始めたのは、
音樂教室&事務所の「広報」目的ではなく、
自分が想っている事を書き表す、というか整理する為でありまして、
それには「つぶやき」ではなく、何ページかの文章にするべきだ、というのが一点。

更にFace-BookやYou-tubeとのリンクが可能なので、
短文や動画だけではなく、このブログに先に文章として書いた方が
もし興味を持って下さる方が現れた場合に便利だろう、という事が一点。

以上の三点で「昨年までは分散していた発信基地をこのブログを基地としてまとめる」
のが何かと良い、という結論になりました。

という訳で勝手を申しますが、本年もこのブログをよろしくお願いします!

今年も「チャールストン倶楽部」「Lounge Music Project」「Shizen」の三体制で

おっと肝心な事を忘れていました。

Kimball Piano Salonは今年も上記の三体制で音楽振興を進めます!

ご存知のごとくウチ(Kimball Piano Salon)は「体制」を云々する程の人員も場所も予算もない、
極めて小さなスタジオ&スクールですが、一口に「ジャズボーカル」と呼べど十人十色で、
夫々ビミューにスタイルが異なる訳で、どうしても幾つかのグループに分ける必要が生じます。

基本的には「カフェ・ジャズ」とか「ラウンジ・ジャズ」とか呼び、
互いに「こんな雰囲気のジャズのスタイルだ」と漠然と共用するイメージがありますが、
突っ込んでいけば、更に分類できてしまいます。

例えば「チャールストン倶楽部」では1920~40年代の「レトロなスゥイング・ジャズ」を志向する、
と称していますが、いざレッスンとして、きちんと学ぶ場合、同じ1920年代の「ストライド・ピアノ」でも
シカゴ(ニューオリンズ)スタイルとニューヨーク(ハーレム)スタイルでは相当に違う訳で、
ましてや1930年代、1940年代と「年代」が異なれば音楽理論さえ異なってきます。

僕自身は色々なスタイルがごちゃ混ぜになり、且つ自分式の再構築を経て、
いわば「自分のスタイル」というものを持つ訳ですが、正式にレッスンする場合は、
僕のスタイルをお教えしても仕方なく、原型である「ハーレム・ストライド」とか
「スゥイング・スタイル」「バップ」等を個別に学習して貰う事になります。

或いはウチが時々主催する「カフェライブ」なんぞも、
今後は外部のプロ/アマ・ミュージシャンの方もご参加頂ければ、
と願いますが、漠然と「ジャズ」と呼びかけると相当に異なるサウンドが鳴り響く場合もあります。

勿論、グループごとにガラっと雰囲気が変わるから聴いてて楽しめる、という場合もありますが、
ウチの場合は「エンタティメント」という面と共に「音樂研究/教室」という面もありますから、
例えば「ニューオリンス・ジャズな人、集まれ!」とある程度、似た者に集まって頂きたい訳ですね。

但し、うちの根本的な考え方として、あくまで「勉強」という観点では、
ニューオリンズなりハーレム・ストライドなりブルースならを「正統的な方法」ができるように
習得して頂きたいのですが、「エンタティメント」つまり「仕上げて発信」という場合は、
むしろ夫々の感覚も加え、矛盾するようですが「ジャズ畑」のおじさん相手ではなく、
普通にJ-Popしか聴いた事がないような「民間人(笑)」が楽しめるよう、
総体としては「高級なポップス」という枠組みに流し込みたい、というのがあります。

専門家に聴いて頂くと「ジャズとしてちゃんとした技術と知識の上に成立している」となるが、
ケーキ屋さんみたいな場所に突然出てきて「ジャズなんか聴いた事もない」人でも
聴いて楽しめる、まぁ上から目線でいえば、これをキッカケにジャズに関心を持って貰えるような
音樂をご提供したい、というのが根本的考え方。

それ故、専門的には特定のスタイルに基づいているが、
全体として「カフェ・ミュージック」やら「ラウンジ・ミュージック」に収まる音樂として

1,チャールストン倶楽部

・チャールストンRag
・シャノワールSwing

2, Lounge Music Project
・ビンテージSwing他

3,Shizen

・Kids Jazz
・ひばりジャズ
・Salon Classic

という具合に独自の「スタイル名」をつけて夫々で展開する次第です。
おっと時間が来ました。続きは次回。

PS リンクは「チャールストン倶楽部」で展開する「シャノワールSwing」の新しいピアノ教材。

米国の「ストライドピアノ」の人気ピアニストで教育家でもあるジュディ・カーマイケルさんの教本。
中級以上対象



Judy Carmichael You Can Play Authentic Stride Piano: Piano Solos

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  • 出版社/メーカー: Alfred Pub Co
  • 発売日: 2011/04
  • メディア: ペーパーバック



NYに行かなくったって、ジャズのリズム感は日本で修得できます! [レッスン]

名古屋在住の祥子さんという女性から頂いた
「Swing感覚を身に着けるにはどうすればいいか?」
というご質問への回答を前回から書き始めました。

尤も例によって僕が前回の続きを直ぐに書けない中、
祥子さんから「追記」メールが届いたりもしました。、

…少し日が空きましたので話を復習しましょう。

祥子さんは現在のお仕事は「ピアノ講師」ですが、
元はジャズ専門学校に通い、ジャズピアニストを目指したそうですが、
自分のジャズに確証を持つに至らなかった事もあり一旦「ジャズの道」を断念。

やはり、ジャズをやりたくなり、ピアノ講師職の傍ら、
知人の「ニューヨークでの十年の修行」をされたプロのベース奏者の方と
時々一緒に演奏するそう。
ジャズ演奏するそう。

問題は、ベース奏者さんから「リズム感」について「駄目出し」をされるのは致し方ないとして、
「日本に住んでいてはジャズは理解できない!」と生活を根本的に変えねばならないような話も頂、
今後どうしたものか?と途方にくれておられる、との事。

ちにもにベース奏者さんが祥子さんに指摘というか「駄目だし」したのは下記の部分。

ニューヨーク帰りのベース奏者さんが指摘した事く

・日本人には「Swing(ジャズのリズム感)」は理解できない。

・「Swing(ジャズのリズム感)」は学べるものではない。

・「Swing」を修得しようと思ったら、自分(ベース奏者さん)のようにNYに住み、
 黒人ミュージシャンとのセッションを重ねないと駄目だ。

こういう話はよく聞きますよねぇ。

ちなみに祥子さんかせ「追記」として下さったのも上記に関しての話。


゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛ある日本人ピアニストのNY体験(祥子さんのメールより転載)

あるジャズピアニスト男性が書いた日記を読みました。音楽以外の勉強でアメリカの大学に入り、仕送りの少ない彼は毎日芸術学部室に入り浸り、ピアノの練習をしているうちに地元の貧乏黒人ミュージシャンの友達がたくさんでき、演奏活動をして絆が生まれたそう。その時、黒人の痛み、悩み、叫びをたくさん聞いて音楽に対する姿勢が変わったと。ジャズは遊びではなく生活に根ざしており音楽だけは白人も取り上げることはできないし、自由に自分を表現する唯一のものだからそれがなくなることなど有り得ないと。ジャズの生まれた経緯を知ると自分の気持ちも変わると。でも彼らには、君は帰るところがあるからいいよな、と言われたそうです。

*****************************************:
もう、こうなったらNYに住み、黒人ミュージシャンとセッションを重ねない限り、
「ジャズの習得」は不可能になってしまいます。

僕も、この話について「ホンマでしゃろか?」と聞かれる事がままありますが…。

それについては、僕は真偽を語れる程には「NYジャズ生活を」を識っている訳でもなく、
そもそも「NYなんか行かんでもエエよ、ウチに来てくれたら」という立場で教室を営む以上、
今ひとつ公明な話はできないかも知れません。

(尤もNYとは全く縁がない、かといえば、NY州立大学のLee Evans教授の「ジャズメソッド」普及や、
「チャーリー・パーカー時代からの名ピアニストであるバリー・ハリス&三上クニ氏による
「NYスタイルジャズピアノ」教程普及ま日本代表(?)的もやっていますが…。)

だけども、何が何でも「NYに行き」「黒人ミュージシャンとセッション」を重ねないと、
「ジャズピアノの修得は不可能だ」という考え方には賛同できないのも確かです。

そういえば、前回は「Swing」という事場自体が、、
「Swing Jazz」「スウィングしている」「ジャズのリズム感」の三つの意味がある
という事をお話すると共に、それらは相互に関っており、次回は、その一つ一つについて
ご説明しましょぅ、という話で「続き」に持ち込んだ経験があります。

それで、実際、「Swingの三つの意味」を今日はお話する心積もりですが、
よくよく考えてみればね更に大きな問題があったな、と気づいた次第。

つまり「何が何でもNYに住まねばならない」「絶対に黒人と魂の交流」をやらなれば、
「ジャズ」はできない、という一種の「伝説」を打ち破る事が先決かな、と気づきました。

*****
おっと、又しても時間切れとなりました。

この続きは又、明日にでも。又、引き続きお読み下さいませ。

PS, リンクは僕が12才のと時から好きだったバリー・ハリスのレコード。

Kimball Piano Salon 音楽教室主宰 藤井一成

COMPLETE LIVE IN TOKYO 1976

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: JAZZ LIPS
  • 発売日: 2009/04/30
  • メディア: CD



ジャズのリズム感を学びたい、というご質問を頂ました。梅田Kimball 音楽教室 [レッスン]

皆さん、こんにちわ。ブログの更新は止まったままでしたが、以前の記事を読まれ、
僕の教室へのお問い合わせやご意見・ご質問を頂く事は時々ありました。

今日も祥子さんという方から「ジャズのリズム感」についてのご質問を頂きました。

たまたま更新最中の(といっても相当以前から取り掛かってはいますが)ホームページでも
「リズム感」について述べるべき原稿を書いておりまして、ジャストタイミングという訳で、
久々に祥子さんからの質問メールと回答をここで公開させて頂く事にしました。

先ずは公開の許可を頂いた祥子さんからのメール(プライバシーに関る部分等は削除)から。

******************************************************************
はじめまして。わたしは名古屋に住むピアノ弾きの40代女性で祥子と申します。

最近一番気にしているのが「Swingするにはどうすれば良いか」で、
あなたの書いている「ドンパン節」の記事を読んで自分の知りたいことがわかりました。

日本人のジャズと黒人のジャズには明らかな違いがあり、
同じように演奏することは叶わないかもしれませんが、どうしても知りたい世界なのです。

わたしはクラシックピアノを小学生から高校生までやり、ジャズの専門学校に2年通いましたが、
ジャズ無理と思い、ポピュラー・ピアノ講師を生業に選び、ジャズから逃げました。

でも3年前ジャズ熱が蘇り、意を決して一から学び始めました。

まだアマチュアと演奏することが多く、プロの仲間になるには腕前が不十分ですが、
とにかくなんとか脱皮してステップアップしたいのです。

そんな折、昔NYに10年住み、デビューを果たして日本に帰って来たベーシストに出会い、
図々しくも演奏させて頂いています。

彼は「NYに行かなければ何も理解はできないしジャズはできない。
swingするかしないか、それが全てで、日本でできる者はいない」とハッキリ言います。

確かにそうかもしれませんが、現実的にNYに住むのは無理なので解決の糸口を探しています。

自分ではまずフレージングやイントネーションが違うと感じます。

また、ドラムとベースに対してどうノるか、リズムの捉え方も間違えているかもしれません。

とにかくswingできるようになることがわたしの望みです。教えて頂けませんでしょうか?

祥子

*********************************************
以下、僕(藤井)の回答

祥子様

メールをありがとうございました。

実は僕の教室(大阪梅田にあるKimball Piano Salon)のホームページを更新する事になり、
その中で「ジャズのノリ」について述べるべく原稿を書いていた所でした。

ご質問と関係ない話になりますが、HPの更新は、一年前位に既に「Sould out」状態に陥り、
生徒さんの新規ご入に対応できなくなっていたのが、最近、ボーカルのRumiさん、
ピアノのトモさん他が講師陣に加わり、キャパが増えたので、現金な話ですが、
再び「生徒募集」しよう、という魂胆が一つ。、

もう一つは「KPS音楽教室」として「発信」という程ではありませんが,
思い付くままにお話ししてきた事…今回のご質問である「ジャズリズム」についても…
をHPに文章としてまとめておくと、何かと便利だ、という気持ちになりました。

という話はさて置き,ご質問の「どうすればSwingできるよにうなるのか?」ですが,
その前に,そもそも「Swing」とは何か?という部分を明確にしておきましょう。

三つの意味がある「Swing」という言葉

実は「Swing」には下記三種の意味があります。

1,「スゥイングジャズ」というスタイル
2,「スウィングしている」という状態
3,「スゥイング」=「ジャズのリズム感」

ご教示されたベーシストさんは3「ジャズ・リズム」という意味で「Swing」を使われたようですし、
祥子様も「どうすればSwing感=ジャズリズムを学べますか?」というご質問でした。

一般に「Swing」は、別な意味を持つ三種類の言葉、として用いられる訳で、
祥子様も「スゥイングジャズの事なんか別に知りたい訳ではない」し、
「スゥイングしている=ノッてる、なんか教えて貰わなくても分かる」と思われるかも知れません。

しかし僕は三つは互いに関係があると考えています。

日本の「ジャズ界(?)」では「スゥイングジャズ」の事はあまり関心が払われないし、
精神的な意味での「スゥイングする」について今ひとつ考えていないようです。

よって「どうすればSwingできますか?」という祥子様からのご質問とは一見遠くなりますが、
そもそも「Swingの三つの意味」」とは何か?についてご説明しましょう。

先ずは
1, Swing Jazzという「音楽様式」
について。

つづく

大阪梅田芸術劇場北向かい Kimball Piano Salon 音楽教室主宰 藤井一成
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon

「子供」にも「大人」にもお奨めの「チャールストン・ラグ」スタイルのジャズ  [チャールストン倶楽部]

前回「子供」にも「大人」にもお奨め「ジャズピアノの教材として、
リー・エバンスの「Jazzpizza」やマーサー・ミアーの「Jazz, Rag &Bluese」等の
「ジャズ・スタイル」ピアノ曲集を推薦しました。

僕自身の「ジャズピアノ教室」で大阪梅田「Kimball Piano Salon/チャールストン倶楽部」では、
「モダンジャズ」の巨匠であるバリー・ハリス氏のメソッドや僕独自の
「コンテンポラリー・ジャズ」のメソッドによるレッスンも展開していますが、
大部分の生徒さんには、前述の「Jazz, Rag and Blues」シリーズ等を
課題曲として練習して頂いてます。

これは僕の所が「ジャズピアノ教室」としては特殊にも
「クラシックピアノの経験はあるが、ジャズ経験は全くない」という音楽歴の生徒さんが
多い、という特殊事情も一因です。

しかし、日本で「ジャズ」を意味する「メインストリーム・ジャズ(=1950~60年代のモダンジャズ)」の
スタイルでライブハウスでガンガンとセッションする「現役ミュージシャン」の生徒さんにも、
同じようにマーサー・ミアー等を課題曲として与えます。

このマーサー・ミアーやギロック等の「ニューオリンズ・ジャズ」は、
現在の主流である「メインストリーム・ジャズ」とはスタイルが相当に異なります。

最早、これを「ジャズ教室」の教材として弾かせるのは日本では異端に近い発想となりますが、
皆さん、結構、楽しんで弾かれます。

なぜ「メインストリーム・ジャズ」ではなく、ずっと古いスタイルの、
僕達が「チャールストン・ラグ」と名づけてたスタイルを学んで頂くのか?

これ一にも二にも「チャールストン・ラグ」スタイルの1920年代の
「ラグタイム」や「ブギ」等こそ、後年の「名ストリーム・ジャズ」や
或いはロックやポップスの「基礎」になっているからです。

勿論、最終的には「メインストリーム」だろうが「コンテンポラリー」だろうが「フュージョン」だろうが
お好きなスタイルで演奏できるようになって頂きたいものですが、
「基礎」としては1920年代の「チャールストン・ラグ」が最適だと思います。

今日は、その辺りのお話をしましょう。

「チャールストン・ラグ」=1920~30年代の「初期ジャズ」のピアノ音楽スタイル

ところで先にお話ししとななければならないのは「チャールストン・ラグ」というのは、
僕達の造語であり、他では通用しない言葉ですが、1920~30年代の
「ニューオリンズ・ジャズ」や「ティンパン・アレス」等の
「初期ジャズ」のスタイルを表します。

ちなみに日本では「ジャズ」というば「メインストリーム・ジャズ」と呼ばれる
1950~60年代の「ハード・バップ」「モーダル・ジャズ」を指します。

実は日本の「ジャズミュージシャン」は1940年代以前、
つまり第二次世界大戦以前の「スゥイング」等の「オールド・スタイル」、
「ニューオリンズ・ジャズ」や「ラグタイム」等の「初期ジャズ」について殆どしりません。

クラシックピアノを志す人でバッハのような「バロック派」やベートーヴェンのような「古典派」を
学ば、ショパンのような「ロマン派」やドビッシーのような「近代派」のみに挑む人は例外でしょうが、
「ジャズ」においては、あり得ない事が常態と化してしまってまいす。

何を隠そう、僕自身が「メインストリート・ジャズ」については学び、且つ、
教えてもいましたが、「オールド・スタイン」や「初期ジャズ」については
殆ど何も知らず、いざ弾きたいと思っても手も足も出ない程に弾けなかった、
という苦い想い出を有します。

ところで「チャールストン・ラグ」ですが、1920年代頃の
「初期ジャズ」や更に古い「ラグタイム」やブギブギ等を
総称して呼んでいます。
(これらのスタイルの夫々については又の機会にお話ししましょう。)


「チャールストン・ラグ」はソロピアノで完結できる

ところで「チャールストン・ラグ」を学ぶのは「メインストリーム・ジャズ」のみならず、
ロックやポップスの「基礎」になるからですが、もう一つの理由として、
「弾いて楽しい!」という点を見逃せません。

僕も今でこそ1920~30年代のスタイルを基調とする「チャールストン・ラグ」や
1940~50年代スタイルによる「エレガンス・スウィング」を提唱していますが、
元々は「Lounge Jazz」のピアノ奏者や音楽ディレクターでした。

この「Lounge Jazz」というのも定義がはっきりしない、
つまりは僕達の「Lounge Jazz」は僕達による造語なのですが、
これは今提唱している「Elegance Swing」とほぼ同じ意味、
つまりはナット・キング・コール・トリオのようなスタイルを主としていました。

ちなみに蛇足ですが、僕達の「Lounge Jazz」と、
ホステスさんがいるような「ラウンジ」やらファミレスで演奏される
安請け合いの「BGM演奏」とは全く異質のものです。

「会話の邪魔になってはならない」からと弱いタッチで曖昧に弾き、
音楽理論も理解せず、ワンパターンか聞覚えのフレーズをつなげるだけの演奏が
「ラウンジのBGM演奏」。

僕達のはホテルだかカフェバーだかで演奏する前提から、
絶対的な音量の制約があるにせよ、しっかりした明瞭のタッチで弾き、
「ライブパフォーマンス」としての演奏をします。

勿論、。完全な「ジャズ」のハーモニーや編曲、即興の技能の習得を絶対とします。

又「Lounge jazz」は前述のように「ラウンジのBGM」とは全く異質ですが、
「ライブハウスでセッション」する「メインストリーム・ジャズとも異なります。

一番の違いは、僕自身の「Lounge Jazz」の場合、
僕自身はピアノや弾き語りをステージでするとして、
「伴奏」は予算とスペースの関係上、生身のギターリストやベーシストではなく、
KORG等の「自動版キーボード」をギターやベース、ドラム等の代用に用います。

つまりは「バーチャルなジャズ・トリオ」を再現します。

それで僕の中では「演奏」とは、
自動伴奏キーボードにせよ、ベースやギター等が「伴奏」を用いての
グランドピアノを弾く、というスタイルとなり、「ソロピアノ」では「完結」できなくなりました。

それはそれで結構ですし、未だにこのスタイルではありますが、
例えば小さなカフェで、アップライトピアノ一台で演奏してくれ、とか、
友人の宅でのミニパーティーに出向いたら、余興に電子ピアノ一台で演奏してくれ、
と言われでも「完結」した演奏ができない、となりました。

これは無愛想に断るのは悪いなぁ、という問題も生じますが、
むしろ「ピアノ一台だけでは完結した演奏ができない」というのはつくづく不便だな、
と考え始めました。

結局出会ったのが1920~30年代の「チャールストン・ラグ」スタイルのピアノ演奏。

左手でベースラインととコードを交互に弾く、という技法、
つまり「ストライドピアノ奏法」がこの時代の演奏の特徴ですが、
とにかく一台と完結できるのが重宝!

尤も実際にやってみると、♭13thや♯11th等のハイテンションコードは使わないから
一見シンプルに見えますが、特に左手が物凄く難しい。というか、
当初は全然弾けませんでした。

とはいう少し筒弾けてきますと、これがかなかな楽しいのです。


という訳で「チャールストン・ラグ」スタイルのピアノを
皆様にお奨めする次第です。 つづく

大阪梅田 Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部音楽教室 主宰 藤井一成

PS リンクは「ストライドピアノ・ハノン」。

℡0705-436-5371 http://www016.upちp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon
大阪梅田芸術劇場北向かい

チャールストン・ラグ・スタイルとエレガンス・スゥイング・スタイルによるジャズ科
ピアノとボーカル、弾き語り。生徒募集中!


Stride Hanon: 50 Exercises for the Beginning to Professional Pianist

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  • 作者: Peter Deneff
  • 出版社/メーカー: Musicians Inst Pr
  • 発売日: 2006/04/14
  • メディア: ペーパーバック



[ジャズピアノ曲集」 子供にも大人にもお薦めできシリーズ 大阪梅田Kimball PS [レッスン]

前々回から伊丹市で[子供へのジャズ教育」に取組まれる優子さんと
オンライン会議する「理想的な子供へのジャズ教育」についてお話ししています。

実は僕自身は[子供へのレッスン」自体あまり経験がありませんし、
唯一の経験から「子供と大人では全然勝手が違うなぁ」と認識した程度の関りです。

尤もよく考えると「ジャズ教育に子供も大人もない」とも言える訳で、
懲りずに、こうして「子供へのジャズ教育」についてガサゴサと動いている次第です。

ところで「ジャズ教育に子供も大人もない」とは申しましたが、
[子供」には向かない曲集や教材というものもあります。

僕が「子供へのジャズ教育」について必ずしも積極的ではなかったのは、
「ジャズなぞ弾かせると(クラシックピアノ学習が)くずれる!」なぞという迷信からではなく、
「子供には向かない一部のジャズ」があるからです。

という訳で今日は「子供に合う教材」というテーマでお話ししましょう。

「ジャズ名曲」は子供には向かない!

簡単にいえば「ジャズ・スタンダード名曲」の類は「子供」には向きません。
そもそも「モダン・ジャズ」自体が「子供」には向かない、と思います。

よく「大人」向けのジャズ初心者向け教材として、
ベースとドラム等の「ジャズピアノ・トリオ」の形態で、
「枯葉」や「いそしぎ」等の「スタンダード名曲」を弾かせるような教材やレッスンがあります。

勿論、これが「大人」対象であれば何の問題もありませんが、
「子供」には向かないのは、ずばり言って「スタンダード名曲」の殆どが
「悲しみの表現」を基調としているからです。

上智大学教授の渡部昇一氏も著書[知的生活の方法」の中で、
[子供には暗い感情表現は与えるな」つまりつまりはハッピーエンドで終わる、
強く、優しい正義の味方が悪を征伐するような話が良い、というような内容を述べられています。

そういう意味では「ジャズ・スタンダード名曲」は「暗い」訳で、
ジワジワと「子供」の心の発育に悪影響を与える可能性大です。

逆に「大人」向きで「悲しみ」や「やるせなさ」等の「暗い感情」がない音楽、
というのはおかしく、それを聴いたからといって「大人」の精神が病む、という事はありえません。

では「子供に合うジャズ曲集」とはどんなものか?という話ですね。


「リサとガスパール」ような「ジャズ曲集」をさがす

ところで「ジャズ曲集」に限らず、日本では「子供向き」の絵本や音楽として、
とんでもない悪いものが少なからず出回ってます。

実は良い「子供向け」の音楽や本は「大人」が観ても楽しめるものでなくてはなりません。

まぁ、日本人は「お子さまオバサン」みたいなのが少なくないから、
「子供っぽい」ものを年齢的には成人の人が楽しむ、というケースが少なくありません。

そもそも「大人の楽しみ」なんていうとロクなものがない。

僕は良いものとして「リサとガスパール」や「ピーター・ラビット」等の
ヨーロッパの絵本を思い浮べます。

「子供」や「大人」の健全な情緒の発育に良い絵本の条件

・自然界の色
・創造する力を高める
・芸術性と品格を持つ事

僕にいわせればディズニーも駄目、ハロー・キティも駄目なのは、
色が「自然界」にない「人口着色料」的なものだから。

「創造する力」というのは、例えば文字の絵本で読んで、
「小人はどんな顔をしてるのかなぁ」なんと疑問が出て、
自分で何かをイメージできる事を継続でできる訳です。

だからディズニーのように全てを単純な表情で固定させてしまうものは駄目なんです。

それでも、まぁディズニーが許せるのは、それなりに品格があるからですが、
サンリオのハローキティやリラクマは「芸術性」は皆無な上、品格もないから、
まぁ「大人」が楽しむのは良いとして、「子供」には与えるべきではないでしょう。

ちなみに書店にいけば日本の「絵本」も色々と出版されていますが、
言葉と絵の両方が良いもの、というのは結構少なくて、
新実南吉の「ごんぎつね」など世界に誇れるレベルだと思いますが、
現代になる程、良いのが少ないのが困った事態です。

「子供」にも「大人」にも楽しめる「ジャズピアノ曲集」

それで「子供」も「大人」も楽しめる「リサとガスパール」というか
「マザー・グース」的なジャズスタイルのピアノ曲集ですが、
僕の手元にある中でいえば下記がお薦め。

リー・エバンス(輸入版)

・Jazzmatazz
・Razzle Dazzle
・Kid Stuff: Jazz for Kids of All Ages他

マーサー・ミアー
国内版
・ピアノジャズ・タイム

輸入版
Jazz, Rags & Blues:シリーズ

ギロック
・ジャズスタイル・ピアノ曲集

中村菊子監修
・ラーニングトゥプレイ ロックリズムラグタイム

バスティン
・スコット・ジョプリンのお気に入り

等色々ありますが、僕自身の教室では、
リー・エバンスとマーサー・ミアーが「大人」も含めベーシック用教材として重用してます。

それはともかく、僕がセレクトした「子供も大人も楽しめる」ジャズピアノ曲集には、
ある共通した特徴があります。

それは何か?といえば、実は「ジャズ」はジャズでも、日本で「ジャズ」を指す
「モダンジャズ」ではなく、Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部が推進している
「チャールストン・ラグ」スタイル、つまりは1920~30年代の「ニューオリンズ・ジャズ」や
「ストライド・ピアノ」のスタイルで作編曲された、という事にお気づきになるかと思います。

「チャールストン倶楽部」でやっているから我田引水的にこれがいい、
と言ってる訳ではなく、「子供にも大人にも楽しめる」からこういうスタイルを
「チャールストン倶楽部」を立ち上げてやっている訳です。

という次第でして、次回は、この「チャールストン・ラグ」について
お話ししましょう。

つづく

PS リンクはマーサー・ミアーの「Jazz, Rags & Blues」

Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部音楽教室 代表 藤井一成

大阪梅田芸術劇場北向かい I&F梅田ビル705 ℡ 0705-436-5371

ジャズピアノ/ボーカル/弾き語り他生徒募集中!

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon
Jazz, Rags & Blues for Two, Book 2: 6 Original Duets for Intermediate Pianists

Jazz, Rags & Blues for Two, Book 2: 6 Original Duets for Intermediate Pianists

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Alfred Pub Co
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: ペーパーバック



[ジャズピアノ/ボーカル」の学び方についてのご質問をどうぞ! 大阪梅田Kimball PS [レッスン]

前々回より[子供へのジャズ教育」でご活躍中の優子さんから頂いたご相談への回答、
という形で本ブログに書かせて頂いております。

実は色々な方からメールやお電話、或いは直接ご来室頂いてのご相談他を頂く事が
少なくなくて、お電話や突然のご来室の場合、「貧乏暇なし」な僕は前後の予定が埋まっている
場合が少なくなくて、折角、ご来室頂いてもごく僅かな時間のみで失礼する事がままあります。

という訳でメールでの会話が増えますが、これも、プライベート以外の音楽関連
については、このブログでの公開書簡という形式に切り替えさせて頂こう、
というのが最近の方向です。

よって皆さんもご質問ご意見等があれば、下記宛メールにてメッセージを下さいませ。
直接或いは直ぐには返信できないかも知れませんが、このブログのネタとして、
ない知恵をふり絞って一緒に考えさせて頂きたいと思いますのでヨロシク。

アドレスは ****@nifty.com で***にai-msをお入れ下さい。

大阪梅田芸術劇場北向かい I&F梅田ビル705 Kimball Piano Salon  音楽教室

Lounge Jazz 科(ピアノ/ボーカル&弾き語り/理論)
Salon Classic科(ピアノ/声楽/作曲)

℡ 0705-436-5371 (藤井直通)

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon

[理想的なジャズメソッド」とは? 大阪梅田Kimball 音楽教室 [レッスン]

この所、伊丹市で音楽教室を主宰される優子さん相手に
「子供へのジャズ教育」について、ああでもない、こうでもない、と
お話しする機会が増えています。

尤も僕は「子供へのレッスン」自体の経験が殆どなく、
「子供へのジャズ教育」について何かを語れる立場でもありません。

まぁ[大人」への[ジャズ・レッスン」はかれこそ二十年程やっている訳で、
何かご参考になる事がお伝えできるかも知れません。

ところで優子さんですが、メールによれば、
ご自身の教室で「子供へのジャズ教育」を実践され成功されておられるご様子。

とっても興味深い話なので、メールから抜粋して転載させて頂きましょう。


「クラシックは息がつまるが、ジャズ即興は楽しい」というお便り

(優子さんからのメールを一部貼り付けます。)
私が子供さんにJAZZをさせていますのは、小学2年と5年です。 どちらも、積極的にアドリブを即興で弾きたがります。 私はあらかじめ、Cのブルースのトリオのカラオケを制作しておき、 エンドレスで流れるように設定し、ドラムとベースの伴奏を流します。 すると、彼らは、好きなように楽しく弾いて、それを録音し、喜んで聴いてます。 ですが、適当弾きでは、なんですので、きちんとした教材が必要と考えています。 彼らにクラシックを弾かせると・・息が詰まってきて、ため息、段々しんどくなってきて、 席をはなれ、どこかにいってしまいます。または、もうやりたくない・・続きません。 ジャズのみでピアノのテクニックがちゃんとつく方法はないものかと考えているのです。以上
************************************
いかがですか?

素晴らしいですね!

「即興」というものは「誰にでもできる音楽の方法だ」の筈ですが、
ピアノを習う人の数割も「即興」なぞできない筈です。

とにもかくにも[即興」ができて、且つ、それを楽しめる、
という所まで[教育」された訳で、なかなか凄い話だなぁ、と思います。

ただメールにも書いておられので色々な部分の質的向上を目指すために、
敢えて現在の優子さんのレッスンについての問題点を指摘しますと下記の如くになります。

・生徒さんは「ジャズ即興」は楽しいが、「クラシック」は「固くてツマラナイ」となっている。
・「即興」を一応はできるが、どうも「手癖の域」から脱っせれない。
・「即興演奏」はできるのが「ピアノが上達している」感が薄い。

考えてみれば「理想的なジャズ教育」に[子供」も[大人」もない訳で、
優子さんの教室でも下記の事項を満たせるようになって頂きたいものです。

・「即興」が「手癖」や「聴き覚え」ではなく、[作曲」として[構築」できるようになる。
・[ジャズ」を学ぶことで[クラシック」まで習得できるようになる(或いは好きになる)。
・「正しいピアノ奏法」が[即興」を通して実につく。

つまりは
1,[ピアノ奏法の習得」
2,「音楽理論の習得」
3,「ジャズ即興の実践」

の三点を網羅する「ジャズ・メソッド」が必要となります。

という訳で次回は[理想的なジャズレッスン」についてお話しましょう。

Kimball Piano Salon 主宰 藤井一成

大阪梅田芸術劇場北向かい ℡07054365371

テディ・ウィルソン2.jpg

子供に「ジャズ」を学ばせる理由 大阪梅田Kimball 音楽教室の場合 [レッスン]

前回より「子供へのジャズ教育」についてお問い合わせ頂いた優子さんへの返信、
という形でこのブログを書かせて頂いております。

優子さんはご自身の教室で「子供」の生徒さんに「ジャズ」のレッスンを為され、
盛り上がっておられる、というピアノの先生ですが、僕が研究している
りー・エバンス等の「ジャズ・メソッド」について関心を持たれ、
メールにて相談に来られました。

何度か書きましたが、僕自身は「子供へのジャズ教育」を云々する以前に
「子供のレッスン」の経験自体が殆となく、とてもではないが
「子供のジャズ」についてお教えできるような立場ではありません。

尤も「大人」へのジャズレッスンは長年続けているし、
趣味と実績(?)を兼ね、世界の「ジャズ教材」を研究、
国内出版や監修にも関わり、もしかして「子供へのジャズ教育」についても
お話しできるだろうし、むしろ、優子さんから色々と伺うのが楽しみ、という所です。

但し、何しろ「貧乏暇なし」状態が悪化し、
なかなかお会いできる時間が取れないので、
時々、メール等での交信や電話でのお話しをさせて頂いてましたが、
色々と面白い話もあるし、前回書いた如く、
いっそ、ブライペート部分は伏せるとして、
音楽やレッスンに関しては、このブログによる「公開」で書く、
というスタイルにしました。

という訳で、優子さんとの交信ですが、
お子様を持つご両親、「子供」の生徒を持たれる先生等の
「子供へのジャズ教育」にご関心があられる方、
或いは「大人」の「これからピアノやジャズを学びたい」という方は
是非お読み下さい。


「子供」に「ジャズ」を教える理由

優子様

「子供へのジャズ教育」については「教材」や「レッスン・プログラム」のどれが良いか、
どう教えるか、という話も大事ですが、そもそも「子供にジャズを教える」理由について
明確にする事が先だと思うようになりました。

実は僕の教室にも、極く稀には「子供にジャズを教えて欲しい」というお母さんが
お越しになられる事があります。

僕の教室であるKimball Piano Salonは大阪梅田の商業地域にありますから、
近所の子供(や大人)が「近所にあるから」という理由で習いに来る教室ではなく、
会社帰りにの方や、遠方の方が、レッスン内容に興味を持たれて、
他教室との比較の上で入会される、というケースが殆どです。

簡単にいえば「ジャズピアノ/ボーカルが上手になりたい」という動機で来られる訳で、
僕達の仕事は「どうすれば上手になるのか?」を考える事から始まり、
「ジャズに興味を持ってもらおう」という事は僕達としては考えてなくとも済みます。

尤も「子供」の場合、本人が「ジャズを弾きたい(歌いたい)」などと要求する筈がなく、
先生なり親が引合せない限り、「子供」が「ジャズ」と関わる事はないでしょう。

つまりは「ジャズに興味を持たせる」という事を最大の仕事とせねば
「子供へのジャズ教育」はあり得ない訳です。

更にいえば「なぜ子供にジャズを学ばせるのか(興味を持たせ、好きにさせるのか)」
について、しっかりした考えてを持たねばなりません。

「子供にジャズを教える」理由は?

たまに「子供にジャズを教えて欲しい」というお母さんが僕の教室に来られる事があります。

僕の方では「なぜクラシックでなくジャズを学ばせたいのですか?」と興味を持ってしまいます。

それに対し異口同音に言われるのが「クラシックは堅苦しいのでツマラナイし、
ガサツなうちの子供には合わない。楽譜を使わず自由に即興できるジャズならば、
うちの子供にも合うんじゃないか」という「ジャズ=自由な音楽」説が一つ。

或いは「将来、職業音楽家を目指させたいが、クラシックだと経済的に大変そうだが、
ジャズならば稼げるように思えるので、ジャズを習わせたい」なんて話があって
思わず吹出して(笑って)しまいます。

僕達としては「将来のジャズミュージシャン」の養成を目標として
「子供のジャズ教育」をお勧めする訳では全くなく、
仮に「子供」本人が「ジャズミュージシャン」を目指したい、から言って、
子供の時分から「ジャズ・レッスン」を始めたとて、
成人後に「ジャズ」を始めた人よりも有利に事が進む、
というものでもない筈です。

むしろ、昔、存在した「エレクトーンを曲芸の如くに弾きまくる子供」を「養成」した
「楽器屋さんの音楽教室」と同様、そういう「天才的な子供」の大部分が、
「二十歳を過ぎればただの人」へと逆行してしまう甚だ憂慮すべき結果を
招くだけでしょう。

では一体何のために「子供」に「ジャズ」を教えるべきなのか?
つまり「目的」を明確にしない事には「教材」や「レッスンプログラム」は立てれない訳で、
この部分について突っ込んで考えてみました。

つづく

PS 写真は「子供へのジャズ教育」に有力な教材 リー・エバンス著「Jazz Mataz」

Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部主宰 藤井一成

大阪梅田芸術劇場北向かい ℡0705-436-5371
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon

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「子供へのジャズ教育」への回答 [レッスン]

皆さん、こんにちわ。前回書きましたが、僕はメールや電話で
このブログで書いている「ジャズ教育」関連についての
お問い合わせやご意見を頂いています。

それで暇を見つけては個別に返信しておりましたが、
考えてみれば、このブログにて、プライバシーに差障りがないよう配慮した上で、
公開返信頂ければ面白いな、と考え始めました。

わざわざメールやお電話して下さる場合、
基本的には賛同している訳ですが、
更に突っ込んで聞きたい、とかご協力やご参加のお申し出、
ご活動の報告等で興味深い内容が色々とあります。


という訳で「公開返信」を始めますが、
一発目はピアノ教室を主宰しておられる優子さんという方。

優子さんはご自身の教室で「子供へのジャズ教育」を推進しておられ、
僕達の音楽プロジェクトである「チャールストン倶楽部」へのご参加のお申し出と共に、
教材やレッスンプログラムについての情報を求められました。

以前、書きましたが、僕が主宰する「Kimball Piano Salon/チャールストン倶楽部」には
「アーティスト・プロデュース」に加え「音楽教室」や「教材開発」を根幹業務として行っています。

或いはリー・エバンス、マーサー・ミアー、ラリー・ミンスキー、クリストファー・ノートン等の
米英系の「ジャズ・ピアノ・メソッド」の紹介&研究~普及活動を行っています。

「音楽教室/教育」の対象は「大人」ですが、「子供への教育」も重要だとは思っています。

尤も、これは「思っている」だけに留まり、僕自身は極端として、
メンバーの大半が偶々「子供」ではなく「大人」へのレッスンや授業を担う関係で、
「子供へのジャズ教育」の事例自体を多く持ちません。

その点、メールを頂いた優子さんは、
ご自身の教室で「子供のジャズ」を推進しておられます。

そんな優子さんが「子供へのジャズ教育」についての僕にご質問。
そんな回答が下記となります。

***********
優子様

メールを拝見致しました。優子様の「子供のジャズ教育」に対する
情熱と創意工夫、実績に感服致しました。

私達の現状は「子供へのジャズ教育」を「どうやって、何を、教えるか?」を論じるに至らず、
未だ「子供にジャズを教える理由」を捜している段階です。

正直言って、私自身は「ジャズピアノ」のプロ奏者であり、教室主宰者/講師でもありますが、
自分の教室が「子供」を対象にしていない事もありますが、
「子供へのジャズ教育」の必要性については未だ確信が持てない、という状態です。

そもそも私は「子供のレッスン」自体の経験が殆どありませんが、
私が「現役ミュージシャン」や「現役講師」の方々を生徒として教えている、
からと言って「子供のレッスン」の能力は大してないだろうな、と自覚してます。

「大人」が私の教室の扉を叩かれるのは、
ジャズなりクラシックなりを学びたいからであり、
私の仕事は「どうやって学ぶ(教える)か?」から始まります。

ところが「子供のレッスン」の場合は、
「興味を持たせる」事から、或いは、それが最大の仕事となります。

これは凄く難しい仕事ですね。それを推進している優子様には、
是非「チャールストン倶楽部」のメンバーとして活躍して頂きたい、
と強く願っております。

それはさて置き、「子供へのジャズ教育」ですが、
「どうやって子供に対し、ジャズを興味持たせるのか?」が大きな問題となりますが、
それ以前に「何の為」に「子供へのジャズ教育」を行うのか?という根本について
考えてみたいと思います。

(つづく)

「Kimball Piano Salon/チャールストン倶楽部」主宰 藤井一成

大阪「梅田芸術劇場」北向かい ℡0705-436-5371
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