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カフェピアニストの毎日の「ジャズピアノ/ボーカル」練習法 [レッスン]

皆さん,明けましておめでとうございます!お正月を如何お過ごしでしょうか?

僕は恒例のミレニアムイベント(初詣)やら親戚集合やらの後,
「つかの間の休暇を楽しんでいる」といいたい所ですがピアノ演奏を稼業とするが故,
正月も盆も関係なく,何はともあれピアノや歌の稽古はせねばならず,早速に取り掛かると,
いつもよりも暇なせいか色々な事が思い浮かんできます。


尤もお正月だからと言って格別変わった練習をする訳ではなく,
十年一日の如し,同じ事を只管に繰り返す課題を今日もやる,というだけの話ですが…。

そういえば,先日,知人のジャズピアニストとスタバでお茶なぞしておりましたが,
話題は十年一日の如く「どこのピアノが良い」「誰それの演奏は良い(又は悪い)」
「今の自分のスタイルは何」等が繰り返されますがこれも定番である
「どういう練習をしているのか?」に移りました。

彼は元々はギタリストだったのがピアニストに転向した故,
僕もそうですがプロアマ問わずジャズピアニストによくある「元々クラシックピアノの経験があり,
ジャズに転向した」というパターンではなく,未だに二段譜のクラシック曲の演奏は不得手で,
しかし「指の力を付けたい」とやらで一日に何時間もハノンやら音階を練習する,との事。

「そりゃあご苦労さん」と僕が笑いながら褒めているようなカラカッテように声をかけると,
僕が人様に「ピアノ奏法がどうたら」とお教えするのを生業としている事を知っている彼は
「実はハノンや音階を何時間かかけて練習する日々が正しいの否か不安になっている」と相談を始めました。

「カフェラテを奢ってくれるならばお教えするが…」と僕は前置きし,
「何時間もハノンを練習しているならば確実にハノンは上達する」しかし
「だからといってピアノが総体として上達している訳では決してない」と指摘するとガーンときた様子。

「ハノンが上達」したからと言って,別にバッハが弾ける訳でも,
ビル・エバンスのようなジャズハーモニーが紡げる訳でも全くないでしょう。

「そやけどハノンを二三時間弾くと指がよく動くようになって,
チック・コリアやマッコイ・タイナー風に速いパッセージがパラパラ弾けるで」
と彼が必至になって言うので「チック・コリアみたいに弾きたければ,始めからチック・コリアの
コピー譜でも買ってきて二時間練習するが,より上達するやろう」と返してやると,
「ホンマや!」と飛び上がりました。

書くと「そんなもん当たり前やろう」と誰でも思う筈ですが,
結構,音楽の練習法というのは,なまじ出来ないウチは,一見良さそうな,
しかし結局駄目な方法に惹かれてしまうんですね。

尤も彼のピアノスタイルはチックやマッコイみたいな「モード・ジャズ」ではなく,
僕同様にハンク・ジョーンズやナット・キングコールみたいな「スゥィングとバップの中間的なスタイル」
なので「練習するんやったらオスカー・ピーターソンのエチュードがエエよ」と教えてやりました。

ちなみに僕は勝手に「オスカーのエチュード」と読んでますが,
正しくは「Jazz Exercises,Minuets,Etudes&Pieces for Piano」で国内版がヤマハから
「オスカー・ピーターソンのジャズハノン」という変なタイトル訳で発売されています。

この本は,使い方次第では「ピアノの弾き方」のみならず「ジャズ即興」の全てが分かる,
という,とても深い教本ですが,かえって素人目には「何だ,こんなの簡単やんか」と
勘違いされてしまう楽譜です。

それはさておき「練習」というのは凄く重要な問題ですね。

まぁ僕自身が「ジャズハーモニーやアドリブの達人」という訳でなし,
過不足なく自由に楽しめる,という程度に過ぎませんが,
尤もそれすら長年できず,あれこれ試行錯誤や挫折を繰り返してきた次第です。

正直言って,十代から二十代にかけ,毎日,ハノン全巻(曲)を二時間半かけて弾き通す,
あるゆる「ジャズ理論書」を買い込んで読み漁る,という年月を過ごしましたが,
結果は「ハノンが上手になった」というのと「途中放棄したジャズ理論書がうず高く積まれた」というだけ。
肝心のジャズピアノは相変わらずの「我流」から一歩も出ない,という有様。

まぁ何やかんやで,その後,効果的な勉強方法にたどり着き,最低限度はできるようになった次第ですが,
別段,僕の方法が理想的かどうかは知りません。というのは音楽経験も「ジャズ」と一口に言っても
色々なスタイルがあり,且,「ジャズ」のどの部分を重視するか?でも勉強すべきポイントが異なるから。

まぁ,敢えて書けば,ジャズ理論や即興については,
どうせならば名著の一つラーモン・リッカー著「インサイド・インプロビゼーション」全五巻あたりが,
多分,ハノンのような機械的練習が好きな人には最適でしょうし,或いは初心者にも取り掛かり易いかも
知れませんし,一度位やったって,そう損な時間の使い方でもないでしょう。

正直言って,時間対効果の面でどうかなと思います。

僕自身は「機械的なパターン練習」は避け, 「音楽的に意味が深いもの」をできるだけ深い所まで追求する, 「美しさ」をできるだけ汲み上げる努力をする,

というこそが「効果的な練習」であるかな,と思います。

という訳で僕自身の練習パターンを上げておきます。別に万人向きではありませんが,
或る程度のご経験がある方にはご参考になるかな,と思います。


藤井自身の「毎日の練習」ジャズピアノ/ボーカル編

基礎/オスカー・ピーターソンの「エチュード」二巻か三巻を丸々弾き通す。
ストライドピアノ(古いスタイルのジャズ)/アート・テイタムやテディ・ウィルソン等の                   編曲や採譜を数曲分析しつつ弾く。
楽曲/「Steinway Liblally/Great Standerd 」より数曲弾く。

大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田ビル705 (梅田芸術劇場北向かい)
Kimball Piano Salon 音楽教室主宰 藤井一成 
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball

PS;リンクは前述のオスカー・ピーターソンのエチュードです。

Jazz Exercises, Minuets, Etudes & Pieces For Piano

Jazz Exercises, Minuets, Etudes & Pieces For Piano

  • 作者: Oscar Peterson
  • 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
  • 発売日: 2005/10/30
  • メディア: ペーパーバック



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