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ジャズピアノ・メソードを求めて 梅田KPSピアノソサエティ [ピアノソサエティ]

僕が主宰する大阪梅田にあるKimball Piano Salonには
「音楽教室」や「レンタルピアノ練習室」と共に
「ピアノソサエティ」という業務があります。

といっても「お茶会」をやってる同好会的なものなのですが、
「遊んでいるだけ」でもなくて下記の「仕事」もやっている次第です。

ピアノソサエティの業務

1,ピアノ等の指導者の為のメソード研究
2,音楽セミナー企画
3,海外教材輸入・日本語版出版
4,NPO法人(準備中)

つまりジャズとクラシのピアノを中心にボーカルや作曲についての「教えている人」や「学びたい人」のコミュニティが「KPSピアノソサエティ」となります。

こんな事をやっているのは僕自身が「現役講師」として「ジャズピアノ教育」やクラシックを含むピアノ全般やボーカルの教育についてもっともっと識りたいからです。

講師職の立場から「生徒さんに教え易いようなメソード」をより多く識る必要がありますが、
むしろ僕自身が「これを学べは、もっとジャズピアノの演奏や音楽理論に熟達するのではないか?」と思えるような良いメソードをもっともっと欲しい想いから、色々と研究しているのが正直な所です。

KPS内の他の講師の方や、或いは他教室の方々がどういう想いでレッスンをされているのかは存知ませんが、僕の場合、「自分が関心のある事を教える」という点で徹底しています。勿論、僕自身は「上級レベル」な筈ですが、案外に初歩的な教材だろうが良質な物はより深く学ぶ事で「上級」にも有効です。というか「基礎の徹底」こそが僕自身の勉強法です。

逆に言えば自分で弾いてみて「退屈」な教本は生徒さんにも弾かせないし、初級向けだろうが自分が弾いてみて「嗜める」物はやはり生徒さんにも「有効」だろうと考えています。結局の所、クラシックのハイドンやバッハといった「楽聖」やジャズならばオスカー・ピーターソンみたいな一流アーティストの「初歩向け曲集」はやはり深く、何度弾いても聴いても飽きないし、言っちゃあ悪いがBクラスのは良さそうに思えても段々飽きてきますし、
同じ時間接しても得れるものが少ないものです。

とはいえオスカー・ピーターやバルトークのように大アーティストだが「初歩向け教本」を作曲して下さった方は良いとして、ビル・エバンスやキース・ジャレット等のモダン・ジャズやアート・テイタムみたいなストライド・ピアノ、
或いはショパンやドビッシーみたいなクラシックはある程度以上の技術がないと弾けない訳で、それに連なる、しかし初歩でも弾けるような教本を探さなければなりません。

又、ジャズの場合、「楽譜を弾けばよい」というものではなく、編曲や作曲の技法を習得する必要があり、
これも何かまとまった「教本」があれば便利だし、自分自身にも必要だ、と感じます。

それ故、あれこれ、海外も含め、色々な教本やメソードを調べるようになった訳です。

僕自身、今でこそ、それなりにジャズピアノを弾けるし、理論にも通じ、漸くあるレベルまでは、
どこに出しても間違ってをやっている、という確証が持てる訳ですが、僕がジャズを始めたのは十代の頃や、
ある程度活動の機会を得た二十代の頃は、まるで確証が持てず、又、実際「インチキ」をやっていた訳で、
なんとかして「ジャズをちゃんと学びたい」と思い続けていました。

僕は高校生位からジャズピアノがやりたくて、我流以前の滅茶苦茶な即興演奏を始め、幸か不幸か通っていた田舎の高校でこそ「すげぇー」何て言われてましたが、勿論、やっている事は「インチキ」だった訳です。
というか「インチキ」であるという自覚も持てぬ程に無知な状態にありました。

変な話ですが、自分がやっている「ジャズピアノ(?)」がインチキである、と自覚できたのは、クラシック系音大の作曲科に進学した後です。というのは、同輩に「本物のジャズピアノ」が弾ける奴が何人かいて、要するにレコードで聴いたのと同じサウンドのコードを弾き、スゥインギーにアドリブするのを間近に見せられ、「田舎の高校」でこそ「ジャズピアノの凄い演奏をする」と言われた僕は「塩をかけられたナメクジ」同様にイジケテしまいました。

とはいえ見よう見まねで少しづつ知識をつけ、二十歳を越した時分にはライブハウスに(アマチュアとして)出演したり、二十代半ばにはジャズとは言えぬにしろ「ポピュラーピアノ」演奏でそれなりに稼げるようにはなりました。とはいえ自分の演奏が「所詮はインチキ」から脱却できたいない事は自分自身がよく知っており、つくづく「あぁ、何とかして、どこに出ても、自分のインチキさがばれないようになりたい!」と熱望した訳です。

それで「ジャズピアノ教室」に通ったりもしましたが、二十歳過ぎの時に短期間通ったジャズピアニスト、市川修先生のレッスンは「本物の理論」を教えて貰えたものの、後に通った教室は「とにかくレコードをコピー(採譜)したらいいとか」あげく「ジャズは習うものではない覚えるものだ」とか何とかの今にして思えば「駄目なジャズ講師」に逃げ口上の典型パターンを投げかけられ、何一つとて分からぬまま時間と月謝を失った訳です。

僕は確かにクラシック系音楽大学の作曲科出身ですが、別段、クラシックの作曲をやりたかった訳でなく、
志したジャズピアノ習得に必要な音楽理論が学べるかも知れない、と進学しただけの話で、精神的にも、
実際の技能の点でも結局「クラシックの作曲」はモノになりませんでした。
(むしろクラシックピアノは相当やり、或いは、声楽もかじり、オペラ歌手?を目指そうかな、なんて空想した事もありますが…)

とは言え、音大に通った年月は無駄ではなく、何しろ怠学したからクラシック作曲については未だに何もできませんが、立派な教官から「音楽家の人生観」というものを学べた事と共に「音楽を体系的に学べる」という事を実感できたのは、後々の僕の「ジャズ教育」職のコンセプトを決定付けました。

高校生時分に、音大の教授について「作曲の勉強」を始める迄、作曲の勉強とか、とにもかくにも五線紙に何か曲を作り、それを基に「発想」でも教えてくれるのかと思ったらそうではなく、何はともあれ「和声学(ハーモニー)」の教科書を与えられ、毎週、レッスンまでに課題を仕上げ、それをノートに赤ペンでの×が並び、その内に先生からキツイお叱りを頂いてトボトボ帰る、という惨めな年月が開始されました。

つまりは徹底して「技術と知識」の熟達を目指す訳ですが、それ故、相当な劣等生徒であった僕でも年月を経れば、目をつぶってても和声が書ける位になり、ちゃんと勉強してない人の和声の間違いを即座に指摘できるようになります。

まぁ大して勉強した訳ではありませんが、故にクラシックの音楽理論については、そう大して間違って事は言ってない、という確証ができた訳です。

対してジャズピアノの方は、レコードから採譜し、コードのパターンやアドリブ・フレーズを幾つか覚えはみたものの実は何一つとして理解していた訳でなく、常に「これで正しいのか?」と心配せねばなりませんでした。

今にしもて思えば「コピー」は悪い勉強法ではないし、むしろ、どうしても必要な過程の一つだとは思いますが、訳もからず「コピー」したとて精々「聴音練習」にしかならず、理解せねばならない事の大海の石ころ一つ分でしか得られない訳です。

クラシックの音楽理論は「体系的に学べた」のだからジャズだって「体系的」に学べる筈だし、又、クラシックピアノでは「ハノン」という否でも応でも「メカニックが身に付く」教本があるのだからジャズだって似たものがある筈だ、と考えた訳です。

これも誤解なきように予め言っておきますが、僕は高校一年生から十数年に渡り、毎日「ウォーミングアップ」としてハノン全巻を二時間半かけて弾き通すという練習を取りましたが、得たのは「素晴らしい技術」でもなんでもなく「単にハノンが上達しただけ」と「何を弾いてもハノンみたい聴こえてしまう音楽感性」だけなので、今はハノンの類は全く弾きません。

とはいえ「何を練習していいか分からない」状態ではどう仕様もなく、結局、弾く事については「ハノン」的、音楽理論では「和声学」的な坂本輝先生のメソードに辿り着き、二十代半ばから毎日練習を始めました。

坂本輝先生のメソードといっても、別に先生ご自身から習った訳ではなく、単に市販教材で独学しただけですから、相当の誤解があったろうとは思いますが、とにもかくにも「テルさんのジャズマスター・シリーズ」での練習を続けた結果、確かに「インチキ」だったのが「ジャズ初級~中級」位まではスキルアップを果たします。

結局、ジャズハーモニーについて確証を持てたのは、坂本先生からの「基本」を元に、或いは、これも独学したクラシックの島岡譲先生の「音楽理論全三巻」を元に、僕にいわせれば「日本のジャズ界の偉人」の一人、塩沢修三先生のジャズハーモニー理論や、同じく「偉人」である稲森康利先生の教本で編曲等のおかげ。

尤もそれらの基本を習得したのは既に三十代半ばの時ですから、二十代から数えれば十五年は経っていた訳ですが、実際には他にも色々と学ばねばならない事があり、それらの習得の一環として僕自身は「バリー・ハリス・メソード」に取り掛かりますしたが、これの単に課題をこなすだけで更に十年位かかりました。

それで漸く「一応、ジャズピアノについて解ってきた」と思えるようになりつつありますが、何の事はない、
これはこの数年の話なんですね。

言い訳すれば僕より解ってない「プロミュージシャン」も沢山いるだろうし、逆に僕はまだ一割も分かってないといえるアーティストも無数もいる訳で、ジャズに限らず音楽というものは深いものだと思います。

という訳でまだまだ学ばねばならない訳ですが、その手助けになるのが色々なメソードでしょう。
だから、もっともっと識りたい、という訳です。

つづく

Kimball Piano Salon主宰 藤井一成
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ピアノを学ぶ人、教えている人の為のピアノソサエティのご案内 大阪梅田KPS [ピアノソサエティ]

皆さん、こんにちわ。最近、本ブログの更新をご無沙汰しておりました。

ブログを更新してないのは、Kimball Piano Salonが停滞しているからではなく、
むしろ色々と変化していて「発表するに至らず」という「準備中」状態からなのと、
単に僕が更新をサボっているから、という理由です(汗)。

とはいえ、この二三ヶ月進めてきたのは下記プロジェクトが格好付き、
活動が安定してきましたので順に発表させていただきます。

KPS 2012秋冬プロジェクト

1,スタインウェイ・ライブラリーによるレッスン~ライブ
2,英国マイクロジャズ・シリーズによる「ピアノ入門コース」
3,Jazz,Rag&Blues 新しいジャズピアノ・プログラム
4,ピアノ学習者と指導者の為の「ピアノソサエティ」

とまぁ色々とありますが、上記の順番は4番目ながら、
実際に会員の方の為に早急にご案内する必要がありまして、
まずは「ピアノソサエティ」についてお話させていただきます。

KPSピアノソサエティとは何でしょう?

Kimball Piano Salonは皆さんもご存知の通り(?)、大阪梅田にある
ピアノ練習室と音楽教室です。

という事は僕が「音楽教室経営者」である事は間違いない事実ながら、
別に「経営する」事が目的でも趣味(?)でもなく、「音楽教育がしたい」のだけど、
どこぞの楽器店音楽教室や音楽学校に勤めるのが面倒臭いので、
自分で教室を営んでいる話です。

よく「現役ミュージシャンによるレッスンです」なんていう教室がありますが、
うちは「現役講師が経営している教室です」という事になりますが、
実はこれ「個人でやって音楽教室」の当たり前の話ですね。

「経営」ったって「どんぶり勘定」だし「原価計算(?)」なんてしたら、
そりゃあ赤字でしょう。

別に「趣味」でやってる訳でもありませんが、
「これくらいの教室ならば自分でも行きたいな」と思える環境設定とし、
とにもかくにも「内容が深い音楽教室」を目指していればお蔭様で、
まぁ儲からないまでも何とか継続できている、という所です。

別に楽器店音楽教室に恨みがある訳ではありませんが、
正直言って資金の桁が違う楽器メーカーのディレクターも経験した身として言えば、
大小の楽器店ではとにもかくにも経費がなく、節約するのは良いとして、
妙な所には金をかけるものの肝心な、つまり「生徒さんの音楽進歩」に関係する部分にこそ、
やたらセコクなる傾向があり「経営」つまり商業中心の音楽教室というのは、
如何に講師自身が良くても理想的なレッスンはやり難い、となります。

勿論、うちも資金がゼロに近い訳で、あっちを節約、こっちを節約せねば倒産しますが、
徹底的に節約したのが実は「営業経費」なんです。
レッスンとか教材とかはケチらず、時々、何人か集まってケーキを食べたり、
ワインを飲んだりしてますから、この辺りもケチらず、しかしほぼ一銭も経費をかけないのが、
何を隠そう「生徒募集経費」とか「事務経費」なんです。

変な所で比較してはいけないのでしょうが、大阪梅田で例えれば、
うちの近くにある或る楽器店さんの教室は、教室自体は精々うちの倍規模に
過ぎないのに対し「募集経費」は宣伝雑誌からコンパニオンによるチラシまきから
で経費は数十倍にも上りましょう。

或いは、それらを管理する営業マンさんの人件費も必要となります。

「生徒募集経費」なぞ幾ら費やしたとて生徒さんには何の得にもなりません。

故に、そんなものには可能な限り一銭もかけないでおこう、というのがうちの方針ですが、
それでも、上記「何十倍も宣伝経費をかける教室」と一部屋あたり、
大して違わない生徒数が集まるのは、単純に言って(自画自賛というよりは経営方針の違い)、
うちの方が「内容に経費をかけれる」からでしょう。

考えてみれば喫茶店なぞも大資本のチェーン店なぞよりも、
マスターが一人で豆選びから焙煎やってるカウンターしかない小さな専門店の方が
美味しいコーヒーが飲めるではないですか?

かと言って「経営」を無視しても良いのか?といえばそうでもなく、
確かに音楽教室なぞ「講師」と「生徒」と「レッスン室」さえあれば成立し、
営業マンとか「経理のおじさん」なぞ不要ともいえますが、
やはり「経営」がないと崩壊してしまうのは音楽教室に限らず家庭(?)も同様でしょう。

ナショナルやシャープのような大阪の大企業さえも大幅リストラを余儀なくされるこの時代、
何をやっても儲かる訳がありませんが、音楽教室に限らず零細企業や個人については、
これからは下手にビジネスせず「ドンブリ勘定」でしかし「エエ物作る」事を目指せば、
案外にしぶとく生き残れるのではないか、というのが関東はともかく「おらが街」大阪地方
の知恵かも知れません。

という訳で音楽講師の方の為には「良質なレッスンを目指す」、或いは独学や
音楽教室で学ばれる方の為には「レッスン・プログラムやメソード」について人的、
或いは研究交流を目的に「ピアノソサエティ」を立ち上げました。

勿論、「ピアノ講師ならば誰でもきて下さい」という無節制な事はなく、
ここは例によって、基本的なモノの考え方は当方から示させて頂くとして、
それ以外は色々な考え方を交流しようという訳です。

「ピアノソサエティ」の詳しい内容については次回書かせて頂きます。

では宜しくです!

キンボール・ピアノ・サロン 大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田705 (大阪梅田劇場北向かい)

電話 0705-436-5371 主宰・藤井一成
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