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「ジャズ・アドリブ」を「作曲法」習得で学ぶ,という考え方  [Lee Evans Society]

皆さん,こんにちわ。実は先週末以来,僕の体調が悪化し,
日中の業務はこなすとして,夜は「内職」せずに早々と(と言っても深夜0時過ぎ)
に寝てしまう,という「健康的(?)」に状況となり,ブログは暫くお休みさせて頂いておりました。

僕のような「よろず音楽家」は「何も仕事もしてない」ように見えて,
(実際,大して仕事していないのですが)案外に多忙でして,
八時間も九時間も寝る,なんて事は月に一日あるかないか,という年月でした。

尤も今回の養生を機に「遅寝早起き(?」)を改め,「早寝遅起」&効率的な日中で,
価値のある時間を増やせるように発起したいものです。

という私事はさて置き,話題を前回迄続けていた「エバンス・メソッド」に戻しましょう。


前回迄米国のジャズ教育家;Dr.リー・エバンスによる「ジャズ・ピアノが弾けるようになる」
メソッドである「エバンス・メソッド」についてお話しておりましたが,
前回から日が開きましたので,先ずは「エバンス・メソッド」について復習しましょう。


「エバンス・メソッド」の特徴として「ピアノ経験がない」とか「ジャズやポピュラー経験がない」
という未経験や初心者の方に重点を置く,という点が上げられます。

大抵の「ジャズ・メソッド」は「基本的にピアノが弾ける」事が前提で,
「クラシックの和声学を習得した」とか「自己流だろうが,とりあえずアドリブができる」等の
何某かのスキルや経験を前提として構築されています。

逆にいえば
・ピアノが弾けない
・コード進行等の理論を知らない
・ジャズを聴きこんでいない

等の「一般人(?)」が本屋さんで良さげな教材を買ってきて,
演奏や理論を独学しようとしても,最初の二三ページも挫折してしまう,
というパター…に終わる方が少なくありません。

その点「エバンス・メソッド」の場合,
例えば「ピアノ教本」である(国内版)「プレイ・ジョイ・ブック」3~4なぞ,
「バイエル程度」のピアノ経験があれば,
「とりあえず誰にでも最後の曲まで弾ける」訳で「挫折」のリスクが軽減されます。

まぁ「弾けた」からそれで済むのか,といえば,全然そうではないのですが…。

とはいえ「ピアノが弾けないヒト」には「ピアノを弾けるようになる事」から,
「コードネームを知らないヒト」には「コードネームのABC」から学べる
「ジャズピアノ・メソッド」というのは極めて特殊というか貴重でしょう。

ちなみに「ピアノが弾けないどころか音符もよく読めないんです」という方の為には
「ファイブ・フィンガー・ポジション」と呼ばれる五本指で弾ける練習曲(「プレイ・&ジョイ・ブック」2巻)
が用意され,更に「楽譜の書きかた」から学べる「ソルフェージュ」として,
「ラーン&クリエイト」ブック1巻が用意されています。

又,この「ラーン&クリエイト」ブックは「楽譜の書き方」だけではなく,
実は「作曲」の教本なのです。

この辺りに「エバンス・メソッド」の特徴だ,というのが前回までのお話でした。

「アドリブ習得=作曲法の習得」という考え方

前項で「エバンス・メソッド」は「初心者にも対応」というお話をしましたが,
かと言えば「初心者」専用ではなく,上級の「モードの全て」や「keyboard Harmony」
等については「現役ミュージシャン」にも難しいし,「12音技法による即興」に到っては,
ミュージシャンの90パーセント以上のヒトがお手上げな高度さです。

そういう意味で「入門者~ミュージシャン」対応なのが「エバンス・メソッド」ですが,
結局,「ジャズ・メソッド」の「中級」以上になれば「アドリブ(即興演奏)」の習得が
重要になってきます。

ちなみに大体の「ジャズ・メソッド」というか「ジャズピアノが弾けるようになる方法」では,
「アドリブ」習得は,「誰かのフレーズをコピー(採譜)し,それを覚えてアドリブする場合に,
張り付ける」という「コピペ(Copy&Past)」方式を用います。

その是非はさて置きますが「エバンス・メソッド」では「コピペ」式ではなく,
「作曲法を習得する事でアドリブができるようになる」という極めて特殊な
考え方をコンセプトとします。

つづく

Kimball Piano Salon 主宰 Lee Evans Society of Japan代表 藤井一成

大阪梅田KPS音楽教室 http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball

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「美を創造しているか否か」が問われるジャズピアノの為の「エバンス・メソッド」 [Lee Evans Society]

皆さん,こんにちわ。NYのジャズ教育家 Dr.リー・エバンスによる「エバンス・メソッド」
についてお話していましたが,昨日は本ブログをお休みしましたので,
自分でも何を話していたか忘れてしまいました。

という訳で今日は少し話しを巻き戻して「エバンス・メソッド」についてお話ししましょう。

★エバンス・メソッドは「美を創造する」事が課題

「エバンス・メソッド」は基本的には「ジャズピアノ習得」を目標としていますが,
実は課題曲こそは「ジャズ」ながら,ジャズに限らずラテンやヒーリング,
クラシック等あらゆる音楽の基礎技能と感性を学べる,という特性があります。

日本では「なんちゃってジャズ」みたいな
「表面だけで似ていれば中身はニセモノでも構わない」という
安易な「サル真似」式勉強が持て囃されますが,
「エバンス・メソッド」に限らず,世界のマトモな勉強は,
「本質さえ押えれば表面は違っても構わない」という逆となります。

確かにDr.リー・エバンスは米国メジャーの編曲家でありジャズピアニストなのですが,
日本人が好きな「カッコいいフレーズだけをサル真似する」というジャズピアノ勉強法は
敢えて採りません。

あくまで「音楽の本質」を「解析」し,「理解」し,最終的に「創作演奏」する,という
日本人が苦手ていうか,日本にはない過程による「本質の習得」を行います。

僕は皆さんに対しても「いい加減,サル真似勉強法はやめようよ!」と提唱しましょう。

以前,オスカー・ピーターソンのエチュードについてご紹介する際にも言いましたが,
このオスカーによる名作も,「サル真似勉強法」では「なんだ,こんな程度か。
こんなもの直ぐに弾けるでぇ」としか見えないかも知れません。

ヤマハ・ミュージック・メディアによる邦題が「オスカー・ピーターソンのジャズ・ハノン」
となるのは,誰が名づけたのかも知れませんが,いかにも「指の体操」以上には
内容が見えていない「サル真似勉強法」でしか捉えていない,と自白しているようなものです。

本当は,この本一冊だけで「ジャズピアノのハーモニー構造,アドリブ方法,演奏法」等,
「ジャズに必要な全てを学べる」訳でいわば「オスカー・ピーターソンのジャズの聖書」
とでもいうべき,深い本です。

「エバンス・メソッド」にしても,子供や初級の方には,
単に楽譜を弾くだけでも大変でしょうが,
ピアノ中級以上の方には「なんだこんなもの」と思われるかも知れませんが,
「エバンス・メソッド」の各教材の「本質」を学び取る事はなかなか大変です。

例えば,これは以前も紹介した「ラーン&クリエイト・ブック」1の
「作曲課題」です。

2877754_01.jpg


使える音は「ド」と「ソ」だけ。音符は四分音符,二分音符,全音符のみ。
別に「規則」はありませんから,自由に音を並べても構いません。

誰が「作曲」を試みて「間違い」にはなりませんが,
その「音楽性」については,人それぞれ違いというか高低が生じます。

本当にやる,となれば上級の方だろうが,
何度も書き直さねばならない筈です。

逆に「課題をやる」というだけならば,
本一冊丸々2時間もかからずに出来てしまいます。

或は「ピアノ教本」である「プレイ&ジョイ・ブック三巻」にせよ,
中級以上の方からば初見ででも弾けてしまうでしょう。
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ところで上記作曲課題が本当に習得するとなれば,
何度も何度も書き直さねば合格点(?)に達しないのと同様,
この練習曲といえど,本当に習得するとなれば,
はっきり言ってピアノの先生たりとて軽く一時間はかけないとモノになりません。

つまりは「エバンス・メソッド」は全て「深い課題」でできている,という訳ですね。

別な言い方をすれば「エバンス・メソッド」の「課題」は全て表面的な事ではなく,
「美の創造」ができているかどうかを学習者に問う,極めて「芸術的なメソッド」
といえましょう。

まずはこの部分こそが「エバンス・メソッド」の特性であり,
「全く新しいピアノメソッド」だといえる訳です。

おっと時間がきました。

全然話しが進みませんでしたが,明日は「三教科制」と「ソルフェージュ」について
お話しましょう。

リー・エバンス・メソッドによるレッスン Kimball Piano Salon 音楽教室 
大阪梅田芸術劇場北向い。http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball
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「作曲のトレーニング」で「音楽理論」をも習得する「エバンス・メソッド」 [Lee Evans Society]

昨日は「エバンス・メソッド」の三教科の一つである「ソルフェージュ」の為の教材,
国内版「ラーン&クリエイト三巻/楽譜を書く」についてお話しました。

この本の目的は「自分がイメージする音を楽譜として書き現わす能力」
を開発する事にありますが,米国版の原題「learn to Compose and Notet Music」
が示すように,「作曲法」の教材でもあります。

尤も「ジャズピアノの勉強と作曲とどう関係あんねん?」と疑問を持たれたかも知れませんね。

という訳で今日は「エバンス・メソッド」において「楽譜を書く」能力や「作曲する」能力が
重視される理由を書いてみましょう。

★「エバンス・メソッド」に「理論の本」がない訳

ところで最近「エバンス・メソッドには理論(楽典)の本はないのですか?」
というご質問を頂きます。

結論としては「ない」とも言えますし「ある」ともいえます。

但し「音楽理論の本」はありません。何故ないのか?

ジャズに限らず,クラシックにせよブルースにせよ,
「理論が分かってない」と本当にはできません。

クラシック系の人で「即興はできないが,楽譜の通りは弾けます」
という人がいますが,では今弾いている和音がドミナントなのかサブドミナントなのか?
或はドミナントとすればどの和音で「解決(Dominat Motion)するのか?
という事がきちんと説明できないのであれば,
実は「楽譜の内容」は全く理解できておらず,
単に「機械的な鍵盤を叩き」つつ適当なシナを付けているだけの
いわば「鍵盤の指体操」に過ぎず,本来の意味での「演奏」ができている訳ではありません。

もし英語の本を,意味が分からず「ふりがな」だけで「朗読」できたとして,
その本が「読めた」とはいえないのと同様です。

つまり「音楽理論」の理解なくして,クラシックやジャズの「演奏」は不可能なのです。

かように「理論」は大切。にも関わらず何故「エバンス・メソッド」には
「音楽理論(楽典)の本」がないのか?


★生産性が伴わない「理論の勉強」は無駄

僕は自分の生徒には「音楽理論(楽典)の本」の習得は全く薦めません。
かと言って禁じるほどでもないので,日本的意味での「マジメ」な生徒さんによっては,
自主的に「理論の勉強」をする方がおられます。

だけども「理論書」の問題を沢山解いたとて,
単に「理論書の問題を解く」事に強くなるだけで,
実際に「理論に強くなった」訳ではありません。

これは「ハノン」を熱心に練習したとて,
単に「ハノンが上手になるだけ」であり,
「ピアノ技術」が身に付いた訳ではない,という事です。

その辺りの考え方から「エバンス・メソッド」には「理論(楽典)の本」そのものはありません。
ではどうやって「理論」を勉強すべきなのか?


★「楽譜に書いて作曲する」=「最良の理論習得法」

「理論は必要」だが「理論書は不要」と言われても釈然としないかも知れませんが,
実になる「理論」は「理論の問題集」の○×ではなく,何らかの生産性を伴ってこそ,
漸くできるものだ,という事を覚えておいて下さい。

実は「エバンス・メソッド」にも「音楽理論の本」こそありませんが,
では「作曲のトレーニング」である国内版「ラーン&クリエイト」ブック1があります。


本書を通じ「楽譜に書き付ける」能力を養う,という事は昨日お話した通りですが,
もう一つの目標は「作曲をする」があります。

これも厳密に言えば「作曲の勉強」ではなく,
「作曲できるようになるトレーニング」という事になります。

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これも本書の最初の方の一ページですが(ちなみに国内版は日本語),
作曲の方法として「モチーフ」と呼ばれる音楽の断片を組み合わせていく,
という事を教えています。

一つの曲をフレーズを「作曲」事で自然と色々な「音楽理論」を学べる

実はここに本書が「実践を伴う理論書」だといえるのは,作曲をする為には,
先ずは五線紙にイメージしたフレーズを書付る能力が必要となります。

又,調合や音符について分かって置かないと五線紙に書きつけれません。

或は「コード進行」や旋律のアプローチ音等が理解できていないと,
具体的な作曲には進めれません。

という訳で「作曲」をする事で,必然的に色々な「音楽理論」を
自然と覚えていきます。

且,こうして覚えた「理論」は「使える理論」なのです。
だから「エバンス・メソッド」では「作曲の本」がこうして
「音楽理論」を兼ねてしまう訳です。

尤も「作曲とジャズピアノとどう関係あるねん」というご質問に答える
必要性がありますね。

おっと時間がきました。よって「作曲とジャズの関係」について
お話させて頂きましょう。

Kimball Piano Salon 代表 藤井一成

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball 


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「イメージした音を楽譜に書き付ける能力」を高める「エバンス・レッスン」 大阪梅田KPS音楽教室 [Lee Evans Society]

前回「エバンス・メソッド」には「ピアノ教本」「ソルフェージュ」「併用曲集」の「三教科」があり,
「ソルフェージュ」としては「ラーン&クリエイト・ブック1巻」という教材を用いて,
「作曲」の勉強をする,とお話しました。

「えっ作曲の勉強?!そりゃあ結構やけど,ジャズピアノが弾けるようになる事と,
どういうが関係あんの?」と驚かれたかも知れません。

という訳で昨日に続き「作曲法を勉強する事でジャズピアノが弾けるようになる」という
「エバンス・メソッド/ソルフェージュ」についてご説明させて頂きます。


★何はともあれ「イメージした音を楽譜に書く能力」を開発する

前回お話しましたが「ラーン&クリエイト・ブック1巻」の米国原版のタイトルは
「Learn to Compose and notate music」といい,
僕個人としては「エバンスの作曲教本」という邦題にした方が売れたような気がしますが,
敢えてオクト出版による国内版は「楽譜を書く」とタイトルを付けられました。

なんで「楽譜を書く」というタイトルになったのか?といえば,
実際本書の内容が「作曲技法」の習得と共に,
「楽譜を書く能力」を開発する事にあるからです。

「楽譜の書き方なんて教えて貰わんかて書けるでぇ!」と思われるかも知れませんが,
ちょっと思いついてた短いフレーズひとつといえど「楽譜に書き取る」という事は
なかなか大変な事なんです。

何拍目のどこに,何の音があり,変化は♯なのか♭なのか,
休符は八分休符か付点16分休符か,なんと事を細密に把握してないと,
ちゃんとした楽譜として書き取る事はできません。

よくジャズ=ポピュラーの勉強法として,アーティストの演奏CD等から,
フレーズや和音等を「コピー(採譜)」する事がありますが,
これも「耳コピ」だけでは効果は半減。

ちゃんと五線紙に書き取ってこそ意味があります。

確かにジミー・ヘンドリックスやビリー・ホリデー等の
「楽譜の読めない天才音楽家」は存在しますが,
彼等の場合,なる程,楽譜による読み書きはできないにせよ,
「全く異なる回路」でもって,音を細密に聴き取り,且,完全に再現する事が
できた訳で,適当に聞き取って,変形させて再現しているのとは訳が違います。

★「楽譜に書き取る能力」を高める事で「楽譜の読み」も早くなる

もう一つの効用として「楽譜に書き取る能力」を高める事で,
逆に「楽譜を読む力」が高まる,という点が上げれます。

以前,お話した通り,「エバンス・メソッド」の「ピアノ教本」である
「ラーン・クリエイト・ブック」は,流石に四巻になると楽譜を用いないと
弾けないレベルですが,1~2巻あたりならば,「ファイブ・フィンガー・ポジション」
さえ理解すれば,後は楽譜を読まずに(読ませず),先生の歌声だけを頼りに,
「聴き弾き」しても構いません。

世間よく「楽譜を使わないメソッド」なるものが何種類かありますが,
はっきり言って僕は,その主の「メソッド」では「カラオケ」以上の事はできない考えています。

或は「私は即興はできないが楽譜通りは弾ける」という方は少なくありませんが,
果たして本当に「楽譜の内容」を読み取り,再現できているのか?といえば,
精々楽譜の表面を棒読みし,勝手にシナをつけて「感情表現」している,
という演奏が殆どでしょう。

つまり「楽譜の音符のみならず音楽的意味」まで読み取る能力の開発こそが,
ピアノ・レッスンの本質ともいえますが,絶対に「楽譜なし」では駄目です。

但し,矛盾するようですが,耳で音を聴き取ったり,形式を覚えてる為に,
敢えて楽譜を用いず,感覚的に音符を演奏する,という方法も
或るレベルにおいては必ずしも悪いとは言えません。

上記「プレイ&ジョイ」の1~3巻程度をそういう形で習得しても必ずしも悪くはありません。

その変わり,必ず「ラーン&クリエイト」1巻で「作曲と共に楽譜の書きかた」を
見につけていただきたいのです。

イメージする音を楽譜に書き表せる能力が見に付けば,
イコール「楽譜を読み取る能力」も開発されています。

★単に鉛筆を持って五線紙に書く,という事もなかなかない経験です

ところで「ラーン&クリエイト」1巻の最初の課題は下記になります(注,国内版は日本語です。)

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最初の課題は使っていい音は「G(ソ)」と「C(ド)」のみ。
但し「四分の四拍子」になっており,使っていい音価は四分音符,二分音符,全音符と休符のみ。

それと二小節の「モチーフ」に続けて,方法は一切問わないから,
後半の二小節を自由に「作曲」して貰います。

本当に何をどう並べても構わないし,どれも一概に間違っている,
とはいえません。

しかし,本の少し音符を入れ替えると曲全体が見違えるように良くなる事が多々あります。

最初の二小節くらいは,誰がやっても,何となく仕上がりますが,
しかし,それに続く二小節を作曲するというのは結構大変なのです。

しかし,それを書き続けていく内に,音楽形式の色々な事が見えてくるし,
又,不思議と「楽譜を読む力」が飛躍的に向上するのです。

というお話でしたが,次回は「エバンス・メソッド」の「作曲編」は具体的に,
どうやれば「作曲」が勉強できるのか?そのあたりをお話しましょう…

リンクは「ラーン&クリエイト」1巻

PS,「エバンス・メソッド」によるレッスンを展開する「エバンス認定教室」をこれから
展開する計画ですが,取り合えず僕が主宰する「Kimball Piano Salon音楽教室」
ではレッスンを広く展開しています。

大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田ビル705 (梅田芸術劇場北向かい)

Kimball Piano Salon 主宰 藤井一成

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball



エバンス ピアノメソード ラーン&クリエイトブック 1 (楽譜を書く曲を作る)New YorkのJazzフレーバー

エバンス ピアノメソード ラーン&クリエイトブック 1 (楽譜を書く曲を作る)New YorkのJazzフレーバー

  • 作者: Lee Evans
  • 出版社/メーカー: オクト出版社
  • 発売日: 2010/05/27
  • メディア: 楽譜



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作曲を学べるジャズピアノ・レッスン LEM at 大阪梅田KPS音楽教室 [Lee Evans Society]

米国のジャズピアノ習得の為の「エバンス・メソッド」中上級課程の目標が
「Lounge Jazzを弾けるようになる」事は昨日お話しました。

続きとして今日も中上級課程での「Lounge Music」の習得法について
お話するつもりでした。

しかし考えてみれば「エバンス・メソッド」の場合,
「初級用教材」も「上級」で使う訳で,
ならば話題を数回分前に戻し「初級」について
お話させて頂く事でも結局は「Lounge Jazz」習得の為の
学習ガイドになるかと思いました。

という訳で話題を「初級」課程に戻らせて頂きました[眼鏡]

★「エバンス・メソッド」は三教科制

以前書きましたが,米国の教育家Dr.エバンスによる「ジャズピアノ」習得の為の
「エバンス・メソッド初級」は下記の「三教科制」となります。

・ピアノ教本(「プレイ&ジョイ」3~4)
・ソルフェージュ(「ラーン&クリエイト」1~2)
・併用曲集(「パフォーム&アプローズ」1~3他


★「ピアノ教本」=ブルースで「ピアノ弾き方」を習得

以前もご紹介しました「ピアノ教本」である「プレイ&ジョイ」3~4は,
いわゆる「練習曲」に相当しますが,クラシック風でもツェルにー風でもなく,
ブルースやブギ等の「オールドスタイル」ジャズ形式の曲となります。

尚「プレイ&ジョイ」には1~2巻もありますが,
大人で,少しでもピアノ経験がある方は,いきなり3巻から始めても構いません。

逆に「鍵盤経験は全くない」という方は練習曲が「ブルース曲」ではなく
米国唱歌(?)になりますが2巻からの開始がベターかも知れません。

但し,二巻にせよ,三巻にせよ,「ただ楽譜を弾く」という使い方ではなく,
「ファイブ・フィンガー・ポジション」という概念を理解し,
まずは「ファイブ・フィンガー・ポジション」での指の練習をし,
その上で「楽譜を読む」~「実際に弾く」という手順を踏みます。


尚「楽譜が読めない」からと言って,楽譜に「ド・ミ・ソ…」という具合に
フリカナを振るのは絶対駄目! 

まず手を「ファイブ・フィンガー・ポジション」に置いた後,
後は楽譜を「数える」のではなく「模様」として読みして,
間違っても構わないから,「模様」に従って弾いていく,という具合にします。

時々「楽譜が読めなくても弾けるようになります」称するメソッドがありますが,
これは西洋音楽の学び方ではなく,三味線等の民族楽器向けの発想。

「ピアノを弾けるようになる」とは「楽譜が読めるようなる」と同異義語ともいえますが,
これは単に「音符が読める」だけでなく,和音進行や変移音の解決等を含めての,
音の意味の理解も含みます。

よく「即興はできませんが,楽譜通りに弾けます」なんていう方がおられますが,
「楽譜の意味」迄読めている方というのは極僅かですし,
単純に言って「本当に楽譜が読める」のであれば,
作曲でも即興でもできる筈なのです。

★「作曲する事」で「楽譜を読む力」をアップ

ところで今日ご紹介するのは「三教科制」の二番目「ソルフェージュ」教材。

「エバンス・メソッド」の国内版には次の二冊の教材があります。

・ラーン&クリエイト・ブック1 「楽譜を書く」
・ラーン&クリエイト・ブック2 「移調」他

尚,1巻の続きが2巻という構成ではなく,1巻と2巻は
異なる科目となり,理想的には両方を並行して学んで頂きたい所ですが,
無理ならばとりあえずは1巻の「楽譜を書く」を学ばれる事をお薦めします。

ちなみに国内版は「楽譜を書く」等の邦題が付けられていますが,
米国原版は「Learn to Compose and notate Music(作曲と楽譜に書かれた音楽を学ぶ)」
という意味。

「作曲教本」としても良かったのですが,実は邦題を付けられたオクト出版による
Dr.エバンスの主旨へのご理解から「楽譜を書く」という遠まわしな邦題になったようです。


★「自分がイメージした音を楽譜に書く」能力を養う

この「ラーン&クリエイト1巻」ですが,
確かに「モチーフの転回や逆行」等の「作曲技法」が書かますが,
別な意図として,とにもかくにも「鉛筆を持って,五線紙に,
自分がイメージした音を書き付ける能力」の開発という点もあります。

「ジャズは一段譜だけを用いて,感性だけで即興するんやから,
楽譜なんか読めへんでも構わん」という「文盲派(?)」の御仁はさて置き,
「イメージした音を楽譜に書き付ける能力」の開発は何かと重宝します。

★作曲を学ぶ事は即興演奏の能力を養うこと

おっと時間が来ました!

明日は「ラーン&クリエイト・ブック1巻 楽譜の書き方」についての
詳しいご紹介と,そもそも何故,「作曲」や「イメージした音を楽譜に書ける能力」
を開発する事が「Lounge Jazz」のスキルに関係するのか等のお話を書きます。

Lee Evans Society of Japan 代表 藤井一成

「エバンス・メソッド」によるレッスンがある教室 Kimball Piano Salon
(大阪「梅田芸術劇場」北向かい) 生徒募集中 ℡0705-436-5371
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball

リンクはオクト出版 リー・エバンス著 藤井一成監修
「ラーン・クリエイト・ブック1」

エバンス ピアノメソード ラーン&クリエイトブック 1 (楽譜を書く曲を作る)New YorkのJazzフレーバー

エバンス ピアノメソード ラーン&クリエイトブック 1 (楽譜を書く曲を作る)New YorkのJazzフレーバー

  • 作者: Lee Evans
  • 出版社/メーカー: オクト出版社
  • 発売日: 2010/05/27
  • メディア: 楽譜



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Lounge Jazz by 「エバンス・メソッド」 大阪梅田KPS音楽教室 [Lee Evans Society]

僕が代表を務める「リー・エバンス協会」の話しを続けているお陰で,
色々な方から「エバンス・メソッド」に関するお問合せ等を頂きました。

「エバンス・メソッド」というのは米国のジャズピアノ教育家である
リー・エバンス博士による初歩からのピアノやソルフェージュ,
そして「ジャズピアノ」の教程である事は何度もお伝えした通りです。

基本的には,

・クラシックピアノ経験が初級~中級程度以上ある
・「ジャズ経験はない」が「ジャズピアノを弾けるようになりたい」

という方(そう,アナタです!)を対象としていますが,
前回,書きましたように「全くピアノ経験がない!」という方の為の
優れたプログラムも用意してあります。

ところで前述のように色々なお問合せを頂きますが,
「ピアノ経験がないが本当に大丈夫か?」というご質問と共に,
逆のご質問も頂きました。

質問「長年,ジャズピアノ教室に通い,何となくコードパターンやアドリブパターンで
一応は演奏できるが,どうも我ながら本当に分かっているとは思えない。
エバンス・メソッドは自分のような『一応はジャズピアノが弾ける』レベルにも
対応しているか?」

実は「中上級」の内容についても順次ご説明する予定でしたが,
今日はお問合せを頂いた事ですし,「エバンス・メソッド」の「中上級」
について,少しお話しましょう。

*先ずは「楽譜を始めるから」~エバンス・メソッド

以前書きましたように「エバンス・メソッド」は初級だろうが上級だろうが
「二段譜」,つまり通常のピアノ譜を用います。

又,初~上級迄,「ピアノ教本」「ソルフェージュ」「併用曲集」の「三教科制」
を取ります。

下記は「中上級」向けの「併用曲集」であるリー・エバンス編曲作品である
「Misty」というスタンダードナンバーの一部です。

Misty.JPG


とりあえず,この譜面を正確に弾けねばならないのですが,
遅くとも「上級」ともなれば「楽譜を弾いていればイイ」というものではないのは,
「エバンス・メソッド」もあくまで「ジャズピアノ」だからです。

かと言って,勘違いしてよく言われる「楽譜を崩して弾く」なんと事は駄目で,
なんと言っても楽譜については,そのまま弾くのが基本中の基本。

但し,この楽譜から「コード進行」や「ジャズ・スケール」等を分析し,
更には「編曲技法」や「アドリブ」が書かれている場合は,
それらも分析します。

その後,「上級」ともなれば必修になるのが,
これは僕が造ったフォーマット(学習法)ですが,
「四段譜」を作って貰います。(下記)

四段.JPG


エバンス編曲を分析し「四段譜」を作る

「四段譜」制作の作業は,まず元の楽譜から,
それぞれがどういうコードなのか?を割り出します。

その後,Available note scaleと呼ばれる,各コードに対応した音階
(Chord Scale)を割り出します。

クラシックの方は音階といえうば「長音階」や「自然的短音階」「和声的短音階」「旋律短音階」
等しかご存知ない方が殆どですが,「ジャズピアノ学習」においては,実はバッハやベートーヴェンの
音楽がそうだったように「Lydian」「Mix-dian」等の各コードに対応した音階を用います。

この「Misty」でいえば頭が「E♭Diminished 」次が「E♭Lydian」「B♭Dorian」「E♭Combination of Diminished」という風にスケールが割り出されるので,それを「四段譜」に書き込みます。

次は「四和音五声体」の「ジャズハーモニー」を「四段譜」に書き込みます。

まぁ,この辺りまでが「中級」ですが,上級の場合,今度は自分が造った「四段譜」を
元にして,ピアノソロやボーカル伴奏の「編曲」や「即興」に挑戦します。

つまりは元のエバンス楽譜の編曲から離れる訳ではありませんが,
色々な部分を分析したり,練習したり,自分の編曲や即興をする,
というのが「上級」です。

ちょっとした見本として僕の演奏を観て下さい

「四段譜」さえ作っておけば,ピアノソロは勿論,
「弾き語り」やボーカルの伴奏だろうがなんだろうが,
「ちゃんとしたジャズ」のスタイルで演奏可能です。

詳しい事は,別な機会に「上級編」としてご説明致しますが,
百聞は一見にしかず。

たまたま手元に適当な(生徒さんによる)デモンストレーション動画がないので
元々はDrエバンスがピアノ用に編曲した「Misty」を,僕が「ボーカル伴奏」して
ボーカルと二人で演奏しているシーンをお見せします。

但し,これも公開を意識した演奏ではなく,
そもそもボーカル役のAyuさんは「弾き語り」のレッスンで来られ,
レッスンの最後の方で,じゃあ,ちょっと僕が伴奏しましょう,
とボーカル役になった,という経緯のシーンです。

http://youtu.be/T5UiwFxhTkg

ちなみに,このボーカル,ピアノ,自動伴奏キーボードでの演奏を
僕達は「Lounge Jazz」と呼んでいます。

つまりは今日は「エバンス・メソッド」による「Lounge Jazz」の
弾き語りというか「ボーカル&ピアノ」演奏を観て頂きましたが,
そのオマケで言いますと,大阪梅田にあるKimball Piano
Salon の「Lounge Jazz」科のボーカルや弾き語り専攻も,
若干ですが(かなり満杯なので)生徒募集中!です。

ご興味がある方は下記からお問合せ下さいませ。

「梅田芸術劇場」北向かい
大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田ビル705(アッシュ・ベー・フランス,エステのSweet等の階)
℡ 0705-436-5371 (藤井直通) Kimball Piano Salon

メールはhttp://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball







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「ピアノ未経験の方」対象「ジャズピアノ・レッスン」byエバンス・メソッド/大阪梅田KPS [Lee Evans Society]

僕は大阪梅田にてジャズピアノ/ボーカルの音楽教室である
「チャールストン倶楽部」を主宰しています。

この教室の特徴は(運営母体がKimball Piano Salonのなので,
「米国製グランドピアノ」でレッスンが受けれる事が一点。

「モダンジャズ」ではなくSwing 等の「オールド・タイム・ジャズ」を
専攻する,という点もかなり珍しい。

もう一点の特徴として初心者~セミ・プロ迄に対応し,
その全てのレッスンで「米英の様々な教材を駆使」し,
あくまで「アート」に「体系的」に効果的なレッスンの
プログラムを構築する,という事を自我自賛(笑)しておきましょう。

それ故に僕が代表を務める「リー・エバンス協会」が提供する
「エバンス・メソッド」だけを用いるという訳にもいかないのです。

「エバンス・メソッド」というのは米国の教育家Dr.リー・エバンスによる
ジャズを中心とするピアノ教育法や教材であり,1980年代に「第一期」国内上陸。

何を隠そう,当時二十代初頭だった僕もその第一期「エバンス・メソッド」
で「ジャズピアノ」の根本を独学したものでした。

数年前にあるご縁から「エバンス・メソッド」の「第二期」国内上陸」の
お手伝いをする事になり,現在は上記の「リー・エバンス協会」の日本代表として
「エバンス・メソッド」の国内普及に務めております。

かと言って僕の教室(「Kimball Piano Salon」と「チャールストン倶楽部」)が,
一斉に「エバンス・メソッド」に切り替わったか?といえば,そんな事はありません。

「エバンス・メソッド」はDr.エバンスは「モダンジャズのアーティスト」
としての完成が反映する,つまりは「モダンジャズ」のメソッドですから,
「モダンジャズの音楽教室」であるKimball Piano Salonジャズ科については,
いっそ全て「エバンス・メソッド」で賄ってもいいかな,なんて内心考えています。

但し,現在の僕達にとってのメイン教室である「チャールストン倶楽部」については,
,「オールド・スタイル・ジャズ」を指向する関係,「モダンジャズ」の「エバンス・メソッド」
と指向がビミョウにずれてしまいます。

それ故に「チャールストン倶楽部」音楽教室では,
全てのレッスンを「エバンス・メソッド」で行う,という訳にはいかないのです。

では「エバンス・メソッド」は不要か?といえば全然そんな事はなく,
「チャールストン倶楽部」においても非常に重要な役割を担っています。

これは「エバンス・メソッド」は「他のメソッドと混ぜ合わせる」事が
かえって高い効果を発揮する,という特性を有する事が理由の一つとして
挙げられます。

「エバンス・メソッド」が他のメソッド,例えば「ギロック」や「バスティン」等と
併用したり,或はツェルニーやソナチネ等の「クラシック・メソッド」と併用しても,
双方に極めて良い効果を与えます。

勿論,「エバンス・メソッド」をどう導入するか,という問題はありますが,
「チャールストン倶楽部」でも,例えばマーサー・ミアー等のメソッドと組み合わせて
「エバンス・メソッド」を活用する事で全体として効果の高いレッスンを形成している,
と自負しております。

そういう観点から「ジャズを教える」事に興味や自信がない
「クラシックピアノの先生」方や,趣味等でピアノを習っておられる方,
或はクラシックやジャズの専門教育を受けられた方にも
「エバンス・メソッド」を併用して頂きたいので,
今日はその辺りの話を僕の経験からお話させて頂きます。

**************

前回,オクト出版による国内版リー・エバンス著
「プレイ・アンド・ジョイ」3巻のご紹介をしました。

「エバンス・メソッド」は「ピアノ教本」「ソルフェージュ」
「併用曲集」の三教科からなり,「プレイ・アンド・ジョイ」は
「ピアノ教本」に相当します。

この本の米国原版は「Jazzmatazz」いいますが,
ちょっと中身を見てみましょう。

jazzmatazz1.jpg


これは三巻の一番最初の曲ですが,
「エバンス・メソッド」においては,
「全くピアノ経験がない人」だろうが,
「ブルグミュラー~ソナチネ程度経験がある人」も
「上級」の方もこの曲からレッスンが始まります。

尤も同じ教材ながら「初級」「中級」「上級」で
使い方は相当に異なります。

「中級」以上の方には,この程度の楽譜は
「弾くだけ」ならばどうって事はないでしょうが,
「ジャズのノリ」を学んだり,
「ブルース形式」や「ブルーノート音」等の「理論」も
本書から学びます。

「上級」になると「即興の課題」としてこの曲を用います。

という訳で習う人のご経験によって使い方が変わってきますが,
「チャールストン倶楽部」では,むしろ「ピアノ経験がない人」に対しての,
「ピアノ教本」,つまりピアノ自体の習得用教材として活用しています。

ファィブ・フィンガー・ポジション=ペンタトニック・スケールと変移音という発想

前回も書きましたが「ジャズピアノ」といえど,
ある程度以上に「ピアノが弾けない」とお話になりませんが,
この「プレイ・アンド・ジョイ」シリーズはピアノ経験が全くない方の為の
「ピアノ教材」としても最適です。

とはいえ楽譜を見ていただくと分かりますが,
最初の1曲目にして,いきなり「ヘ音記号」や「ト音記号」による
「両手演奏」をしいられます。おまけに,♭等の臨時記号迄出てきます。

つまり「ピアノ未経験」の方には,かなり難しく感じられる曲のはずです。

ところが,ちゃんと弾けてしまうのです。

勿論,普通の「クラシック・レッスン」のように単に「楽譜を見ながら弾く」というのでは,
まず「ピアノ経験がない」方にはとてもではないが弾けそうにない程に難しい曲となります。

何故,これがいきなり弾けてしまうのか?といえば,
「楽譜に書いてある事を鍵盤で叩いてみる」というレッスンではなく,
まずは「ファイブ・フィンガー・ポジション」という概念の説明を受けます。

その後,鍵盤上に置いた「ファイブ・フィンガー・ポジション」のまま,
簡単な指の訓練をします。又,ジャズの特徴である「現位音と変移音の関係」に
ついて口頭で学び,その後に鍵盤に向かうと,
あーら不思議,いきなり「楽譜」が読め,且,「楽譜通りの演奏」が出来てしまうのです。

曲は「ブルース」や「ブギ」のスタイル

ところで「プレイ・アンド・ジョイ」の3~4巻ですが,曲は全て「ブルース」や「ブギ」で
作曲されています。(次はブギの曲)

Jazzmataz2.jpg


実はこの点が「オールド・タイム・ジャズ」の教室である「チャールストン倶楽部」の
標準教材としても導入された理由でもありますが,この「プレイ・アンド・ジョイ」3~4巻は
「ブルース」や「ブギ」という1910~40年代あたりの「ジャズ形式」として作曲されています。

故に「チャールストン倶楽部」にもぴったりなんですよ。

これは「チャールストン倶楽部」に限らず,「Kimball Piano Salon」音楽教室でもしかりですが,
「ジャズ」の原点として「ブルース」の勉強はかなり重要な位置にあります。

「ブルース」というのは「ジャズピアノ」習得の基礎であり,
クラシック音楽におけるバッハのような位置づけになります。

これを,いい加減にやると,上達しても「ジャズピアノ」としてイマイチなものになってしまいます。

その点で「エバンス・メソッド」では「初級者」どころか「ピアノ入門者」でも
十分に弾けて,且,楽しめる教材を用意しています。

次回は「ブルース作曲」の教材の話し

又「エバンス・メソード」において「ブルース」は単に「楽譜を弾くだけ」ではなく,
「ソルフェージュ」として「ブルースの作曲」を覚えます。

という訳で時間が来ましたので,「エバンス・メソッドにおける作曲の勉強」については
次回お話します。

Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部音楽教室主宰
大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田ビル(梅田芸術劇場北向かい)

藤井一成 07054365371











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大阪梅田「チャールストン倶楽部音楽教室」でもジャズピアノ米「エバンス・メソッド」使用中 [Lee Evans Society]

Dr.リー・エバンスの「ジャズピアノ・メソッド」のお話が続いていますが,
今日は僕が主宰する「チャールストン倶楽部」音楽教室に話しを戻し,
「チャールストン倶楽部」での「エバンス・メソッド」の役割についてお話しましょう。

その前に「Dr.エバンスの音楽性」について少し。

1960~70年代のジャズ/ポピュラー・シーンが反映するDr.エバンスの音楽

以前も書きましたがDr.エバンスは米国を代表する「教育家」の一人ですが,
1980年代に一連の「エバンス・メソッド」を発表する以前1970年代は
アーティストやディレクターとして活躍されました。

アーティストと言っても,よくある「自称アーティスト」ではなく,
米国メジャー・レーベルであるMCMやキャピトルで編曲家やピアニストとして,
エンゲルト・フンパーリンク,キャット・スティーブンス,エマーソン・アンド・レイク等の
ビックアーティストをサポートしたトップレベルのミュージシャンでもあられます。

一口言えば,Dr.エバンスは1970年代頃の米国の音楽シーンに「身を置いた」
プロフィールの持ち主なのです。

それ故,よきも悪しきもDr.エバンスの音楽には,
1960~70年代のジャズやポップスの香り(=スタイル)が感じられます。

ジャズでいえばビル・エバンスやハービー・ハンコック,
ポピュラーならばバーブラ・ストライザントとかの…。


1950年代以後のジャズならばKPS, 以前ならば「チャールストン倶楽部」なんですが

僕達が大阪梅田で営む教室には(繰り返しますが)下記の二系統があります。



1,Kimball Piano Salon 音楽教室

1950~60年代以後の「モダンジャズ」
1970年代の「ポピュラー」
1980年代の「ニューエイジ(ヒーリング)」


2,チャールストン倶楽部 音楽教室

1910年代の「ラグタイム」
1920年代の「ニューオリンズ・ジャズ」と「ティンパンアレイ」
1930~40年代の「スゥィング」
1950年代の「ビ・バップ」と「モダンスゥィング」


つまり第一次世界大戦~朝鮮戦争(1950年代半ば)終了迄の
ジャズ系音楽(やクラシックの近代音楽)を至高するのが「チャールストン倶楽部」で,
それ以後から現代に至る時代志向が「KPS」です。

考えてみればDr.エバンスの音楽志向は「KPS音楽教室」の方向性と
ピッタリ合致しますね。


問題はDr.エバンスの音楽志向と異なる「チャールストン倶楽部」音楽教室での
「エバンス・メソッド」使用なのです。


「エバンス・メソッド」は「チャールストン倶楽部音楽教室」でも使える!


実は「チャールストン倶楽部」でも「エバンス・メソッド」は必需品なのです。

「チャールストン倶楽部」音楽教室は,
「リー・エバンス協会」代表でもある僕が主宰している割に,
「エバンス・メソッド」は中心にはありません。

というのは前述の如く1920年代の「ニューオリンズ・ジャズ」や
1930~40年代の「スゥィングジャズ」を志向するからで,
その為「初級~中級」用としては「マーサー・ミアー著/Rag.Jazz&Blues」全五巻を,
「中上級」には1930年代の「ストライド・ピアノ」の巨匠「ファッツ・ウォーラー」の作品集を,
「上級」以上では「テディ・ウィルソン」「アート・ティタム」「オスカー・ピーターソン」等の
採譜楽譜を基本教材としています。


にも関わらず「チャールストン倶楽部」音楽教室でも「エバンス・メソッド」は
やはり必需教材なのです。


「ピアノ入門」を果たす「エバンス・メソッド」は 「チャールストン倶楽部」でも活用中!


「チャールストン倶楽部」の中核教材である「Jazz,Rag&Bluese」は「初級用」とはいえ,
「ブルグミュラー程度以上」の経験がないと弾くには難しいので,ずばり言って,
「ピアノ未経験」の方にはお薦めできません。

尤も対象が子供の生徒さんならば,そもそも「ピアノ入門」をジャズで果たす必要はなく,
「トンプソン」や「バスティン」「ギロック」等の優れた「クラシック系ピアノ・メソッド」で
まずは「ピアノ入門」され,時を置いて「Jazz,Rag~」を併用すれば良い訳です。

但し,大人の場合,「ジャズピアノ」が目的ならば,わざわざ
「クラシックからピアノ入門する」のは遠回り過ぎです。

では「コードパターンの弾き方」だけを教えてくれるな「安請け合い」の
「ジャズピアノ教室」では「正しい奏法」が習得できず,
結局,「ジャズピアノ」も大して弾けるようになりません。

むしろ(「エバンス・メソッド」を知らないが)マトモなジャズピアノ先生ならば
先ず「クラシックピアノを学ぶよう」にと薦められるでしょう。


ところが「エバンス・メソッド」の「プレイ・アンド・ジョイ」3巻(原題「Jazzmataz」)は,

バイエルのような「ピアノ教本」の役割を果たし,「正しいピアノ奏法」が習得できます。

かといってクラシックでも無粋な指練習ではなく,
最初の一曲目からして,完全な,ちゃんとした「ブルース」で始まります。

********
…という訳で話しは続きますが,今日は時間の関係でここまで。

続きの「ピアノ入門者に最適なエバンス・メソッド」「ブルースの作曲も」は次回に。


Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部音楽教室 生徒募集中!

大阪「梅田芸術劇場」北向かい ℡0705-436-5371 月謝月二回/8千円~
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball

PS リンクはオクト出版リー・エバンス著藤井一成監修「プレイ・アンド・ジョイ」4巻 



エバンスピアノメソード プレイ&ジョイブック 4 先徒と先生のジャズ風デュオ 下巻

エバンスピアノメソード プレイ&ジョイブック 4 先徒と先生のジャズ風デュオ 下巻

  • 作者: リー エバンス
  • 出版社/メーカー: オクト出版社
  • 発売日: 2010/04/07
  • メディア: 楽譜



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ピアノ初心者の為の「ジャズピアノ・メソッド」米エバンスによるレッスン 大阪梅田キンボールPS [Lee Evans Society]

皆さん,こんにちわ。米国の教育家Dr,リー・エバンスによる
「ジャズピアノ・メソッド」についてご案内する筈が,
どうも前置きばかり長くなってしまいました。

という訳で今日は本題に入り「エバンス・メソッド」について
お話させて頂きます。

元々米国のメジャー・レーベルのディレクターや編曲者でもあった
Dr,エバンスの音楽はNYスタイルの洗練されたジャズなのですが,
「エバンス・メソッド」自体は上級者のみではなく初心者や
Kidsにも対応しています。

ところで僕達は「エバンス・メソッド」の正統的な内容の普及を目的に
「リー・エバンス協会(Lee Evans Society of Japan)」という団体をDr.エバンスの
承認や協力の元で運営しています。

かと言って僕が大阪梅田で主宰する音楽教室であるKimball Piano Salonや
「チャールストン倶楽部」がイコール「エバンス・メソッドの教室」という訳でもないのは
お話した通りです。

但し,「この生徒さんにはエバンス・メソードがズバリ合う!」とか,
「エバンスの曲集を併用すればいい」という場合には積極的に
「エバンス・メソッド」を導入します。

実は「リー・エバンス協会」にはホームページもない位でして,
活動は公ではなく,いわゆる「理事会」的な部門を設け,
有力な「ピアノ指導者」の方々との「エバンス・メソッド」や
協会運営について討議して段階ですが,会員として「ピアノ指導者」の
方々のご参加を広く募集します。(このブログを読まれた方でご関心のある方は
どうぞメールにてお問合せ下さい。)

尚「エバンス・メソッド」に関しては,内容の本質は定められていますが,
具体的な活用方法は各「ピアノ指導者」の方々にお任せしています。

ある先生は「保育士養成」の教材として用いるといい,
ある先生はバリバリの「ジャズピアノ」教材として,
別な先生は「子供のクラシックレッスンの併用」として用いるといいます。

だから僕自身の「活用方法」が「エバンス・メソッド」の使い方の
スタンダードという事は全くありませんが,梅田という
「音楽教室業同士の激戦地(?)」で敢えて僕の教室に来られ生徒さんが
期待する内容への回答として,僕達なりの方法ができています。

では「KPS音楽教室」や「チャールストン倶楽部」ではどのように方に
「エバンス・メソッド」をお使い頂いているのか?

「ピアノ初級」且「ジャズ経験なし」の大人にお薦め!

ずはり言うと表題の如く,ピアノ経験が全くないか,
バイエルやブルグミュラー程度で,しかも「ジャズを勉強した
経験がない」という方。

僕の教室では,こういう方は結構多いです。

まぁ実際にはピアノ経験がソナチネ程度の方の方が多いので,
その方の場合,「エバンス・メソッド」に限らず,
「マーサー・ミアー(輸入版)Jazz,Rag&Blues」や
「オスカー・ピーターソン(輸入版)エチュード」等も教材候補に
上がります。

しかし,そこ迄の経験がない方には「エバンス・メソッド」は
絶対にお薦め。

三教科制で学ぶ「エバンス・メソッド」

「エバンス・メソッド」に限らず,僕の教室では
「ジャズピアノ」「ジャズボーカル」共に「三教科制」を取ります。

尤も「エバンス・メソッド」に関しては本来「三教科制」なのです。
で内容は言えば下記のようになります。

1,ピアノ教本/国内版「プレイ&ジョイ」3~4

ブルース形式の「練習曲」を先生とのデュオの形が弾きます。
その際,ブルースの形式やコード,アドリブの基本的な部分も
学びます。なによりも「ジャズのノリ」を学びます。

2,ソルフェージュ/国内版「ラーン&クリエイト」1と2

いわゆる「音楽理論」のレッスンは僕が嫌い,といいますか,
なる程「勉強した気」はするのですが実際にはあまり役に立たないので,
「音楽理論」としては時間を採りませんが,変わりにやるのが
「作曲」と「和音付け」。

「作曲」といえば大層な感じですが,そうではなく,むしろ,
自分が想像した音を五線紙に書く,というスキルを身につけます。
もう一つが鍵盤上での音を捉えるスキルをつける為に,
鍵盤上での「移調」や「和音付け」をやります。

3,併用曲集/国内版「パフォーム&アプローズ」1~3

ジャズ・スタイルの小曲集ですが,正直言って,元々は「子供用」ながら,
「リサとガスパール」の如く大人も楽しめます。ちなみに内容的には,
「本物」のジャズになっています。

という訳で時間の都合で今日はここまで。
次回は上記の各教材について詳しくお話します。
尚,対象は「初級」だけではなく,「ソナチネ」程度の方を対象とする
「中級」やプロ向けの「上級」,或は子供用の「ジュニア」コース等様々あります。
そのあたりのお話もつづく…。

PS リンクは初級の方にお薦め
リー・エバンス著藤井一成監修「プレイ&ジョイ」ピアノ教本

大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田ビル705 (大阪梅田芸術劇場北向かい)
Kimball Piano Salon 藤井一成 電話07054365371
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball


エバンスピアノメソード プレイ&ジョイブック 3 先徒と先生のジャズ風デュオ 上巻

エバンスピアノメソード プレイ&ジョイブック 3 先徒と先生のジャズ風デュオ 上巻

  • 作者: リー エバンス
  • 出版社/メーカー: オクト出版社
  • 発売日: 2010/04/07
  • メディア: 楽譜



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「二段譜を活用したジャズピアノ」メソッド 大阪梅田KPS [Lee Evans Society]

前回「二段譜を活用したジャズピアノの学び方」について書き始めたつもりでしたが,
話は「即興」に跳び,「即興なんて特別な事ではないですよ」という事例として,
「ジャズ」の前身であるニューオリンズの「マーチ・バンド」と共に
「楽譜に書かれた音楽」である「ラグタイム」について脱線したまま,
話が終わってしまいました。

これって正に「悪い即興」のサンプルみたいな文章構成でして,
元のテーマである「二段譜を活用したジャズピアノの学び方」について話を
戻させて頂きますので,しばしお読み下さいませ。

「一段譜」で弾けるからイイってもんじゃない。

話の始まりは「ジャズピアノの勉強」は「一段譜」でするべきではないか?
というお問合せに対して,「エバンス・メソッド」に限らず,僕がレッスンをしている
「Kimball Piano Salon」や「チャールストン倶楽部」の音楽教室では,
さして「一段譜」は用いません,普通の「ピアノ譜(二段譜)」を活用していますよ,
という考えを述べた事でした。

IMG_20111201_214532.jpg


勿論,最終的には「一段譜」で弾けねば意味がありませんが,
僕は「学習段階」に於いては「二段譜」を活用すべきだ,と考えています。

実は「二段譜」でも「即興」は可能,といいますか,「二段譜」だからこそ
良質な即興ができる,とも僕は思いますが,問題はそんな所ではないですね。

つまりはクラシックのように曲の最初から最後迄が楽譜に書かれた音楽もあれば,
ジャズの場合は,「メロディーとコード」のみが書かれた楽譜があるのみで,
自分で伴奏を付けたり,即興をしなくてはならない音楽もあります。

ところが「エバンス・メソッド」では肝心ともいえる「即興」さえなし,
単に楽譜を最初から最後迄弾いて終わり,というレッスンが
延々と続きます。

「えっ,それじゃあクラシックと同じやないの?!ジャズと違うでぇ」
と思われた方もおられたかも知れません。

それでも敢えて「一段譜」でなく,曲の最初から最後迄が一応楽譜に書かれた
「ピアノ譜(二段譜)」での練習を僕は重視します。

これはなぜか?

つまり「一段譜」でとりあえず伴奏付けや「即興」ができたから,と言って,
「本物のジャズピアノの道」にたどり着くのか,といえば,あまり期待できないからです。

「楽譜」が読めないから「即興」をしました,という話し

前回も書きましたが,ジャズやポピュラー経験のない「クラシックピアノ」の方々が
異口同音に言われるのが「楽譜通りならば弾けるが,メロディーとコードネームしか
書かれていない一段譜だけでの即興的な演奏はできない」という話。

「一段譜」に即興的な伴奏付けやアドリブを「物凄く難しい事」と捉えられる
「クラシック」系の方は少なくありません。

はっきり言って…前回も書きましたが…「一段譜による即興」なぞ,
別段大した事ではない,誰にでもできる事なのです。

僕にせよ,中学生時代,クラシックレッスンは精々「ソナチネ」程度しか弾けなかっのたですが,
「一段譜」による「ポップス演奏」ならば不自由はなく,それで「女の子にモテルるに違い」と
錯覚しクラスメートと共に「ニュー・ミュージックのバンド」を組んですっきりはまっていました。

更に悪乗りした音大の学生時代は,ジャズの事はイロハのイ程度にしか
理解していませんでしたが,「フリージャズ」と呼ばれた「何の規則もない」スタイルでの
バンド活動に精を出しました。

或は音大卒業後,暫くは続けた「カイシャ勤め」はどうも「肌に合わぬ」
と楽器メーカーを退職し,二十代半ばにして音楽事務所に所属しての
「レストランのピアノ弾き」稼業を開始。

1980年代半ば当時の大阪では,「ジャズフレーズ」や「ジャズコード・パターン」が
弾ければ仕事にありつけ,結構稼がさせて頂きました。

連日「飲めや歌えや」でドンちゃん騒ぎが続き,だからと言って
「こんな事ではその内バチが当たる」とは思いませんでしたが,
単に「レコード・コピー」し,覚えた「ジャズコード・パターン」や
「アドリブ・パターン」をだけ,或は「手癖」で「即興」するだけの演奏なぞ,
とてもではないが「本物のプロ」の世界では通用しない,とは分かっていました。

「二段譜」の分析と編曲,即興が効率よく学べる

僕の「自伝(?)」になって恐縮ですが,我ながら単に「コピー(レコード等を聴いて採譜する事)」
して覚えた「ジャズコード」や「アドリフ゛」のパターンを貼り付けるだけ,では
素人は誤魔化せても,とてもではないが「本物のプロ」の前では弾けませんでした。

それで一切(?)を投げ捨て,自宅にシンセサイザによる多重録音のシステムを
作り,本当に二年くらいは自宅に困りっきりで「ピアノ」「クラックとジャズの理論」
演奏法等を学びましたが,結局,「これだったら誰に聞いても間違っていない」
と確証を持てたのは,その後,六~八年位した三十代半ばの頃。

更にその後,十年位経て,漸く「ジャズピアノ」については「少なくとも,こことここは
間違っていない」と自信を持てるようになりました。

更に十年位経て今の僕に至る訳ですが,
結局,最初に勉強を始めて二十年以上経っており,
それでも毎日のような色々な「発見」が見えてきます。

若い頃は,単に「メロディーとコードネーム」に従って,
「アドリブ・フレーズ」や「コードのパターン」を貼り付けるだけでしたが,
今は「和声ライン」に従ってのアドリブ。

流石に三十年も勉強しているから,それなりに力が身に付いたのでしょう。




「二段譜」からは何を学び取るか?

上記の如く,「一段譜だけで即興する」と称しても,
ちゃんとした演奏になっているの事は例外。

確かに「我流」のまま,「手癖」を並べれば,
一見,それなりな雰囲気を造れましょうが,
やっぱり,これでは駄目でしょうね。

当面は「良いお手本に従って練習する」事が必要となりますが,
この場合の「お手本」は,自分で採譜するにせよ,
市販楽譜を使うにせよ,誰かが「採譜」したものか,
始めから「楽譜の上で作曲」したものか。

そして「よきお手本」から色々な形で吸収するから,
指の力と頭とがつりあってくる我ですね。

詳しくは次号で…

PS 写真は僕が専ら使っている「五段譜」


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