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「子供」にも「大人」にもお奨めの「チャールストン・ラグ」スタイルのジャズ  [チャールストン倶楽部]

前回「子供」にも「大人」にもお奨め「ジャズピアノの教材として、
リー・エバンスの「Jazzpizza」やマーサー・ミアーの「Jazz, Rag &Bluese」等の
「ジャズ・スタイル」ピアノ曲集を推薦しました。

僕自身の「ジャズピアノ教室」で大阪梅田「Kimball Piano Salon/チャールストン倶楽部」では、
「モダンジャズ」の巨匠であるバリー・ハリス氏のメソッドや僕独自の
「コンテンポラリー・ジャズ」のメソッドによるレッスンも展開していますが、
大部分の生徒さんには、前述の「Jazz, Rag and Blues」シリーズ等を
課題曲として練習して頂いてます。

これは僕の所が「ジャズピアノ教室」としては特殊にも
「クラシックピアノの経験はあるが、ジャズ経験は全くない」という音楽歴の生徒さんが
多い、という特殊事情も一因です。

しかし、日本で「ジャズ」を意味する「メインストリーム・ジャズ(=1950~60年代のモダンジャズ)」の
スタイルでライブハウスでガンガンとセッションする「現役ミュージシャン」の生徒さんにも、
同じようにマーサー・ミアー等を課題曲として与えます。

このマーサー・ミアーやギロック等の「ニューオリンズ・ジャズ」は、
現在の主流である「メインストリーム・ジャズ」とはスタイルが相当に異なります。

最早、これを「ジャズ教室」の教材として弾かせるのは日本では異端に近い発想となりますが、
皆さん、結構、楽しんで弾かれます。

なぜ「メインストリーム・ジャズ」ではなく、ずっと古いスタイルの、
僕達が「チャールストン・ラグ」と名づけてたスタイルを学んで頂くのか?

これ一にも二にも「チャールストン・ラグ」スタイルの1920年代の
「ラグタイム」や「ブギ」等こそ、後年の「名ストリーム・ジャズ」や
或いはロックやポップスの「基礎」になっているからです。

勿論、最終的には「メインストリーム」だろうが「コンテンポラリー」だろうが「フュージョン」だろうが
お好きなスタイルで演奏できるようになって頂きたいものですが、
「基礎」としては1920年代の「チャールストン・ラグ」が最適だと思います。

今日は、その辺りのお話をしましょう。

「チャールストン・ラグ」=1920~30年代の「初期ジャズ」のピアノ音楽スタイル

ところで先にお話ししとななければならないのは「チャールストン・ラグ」というのは、
僕達の造語であり、他では通用しない言葉ですが、1920~30年代の
「ニューオリンズ・ジャズ」や「ティンパン・アレス」等の
「初期ジャズ」のスタイルを表します。

ちなみに日本では「ジャズ」というば「メインストリーム・ジャズ」と呼ばれる
1950~60年代の「ハード・バップ」「モーダル・ジャズ」を指します。

実は日本の「ジャズミュージシャン」は1940年代以前、
つまり第二次世界大戦以前の「スゥイング」等の「オールド・スタイル」、
「ニューオリンズ・ジャズ」や「ラグタイム」等の「初期ジャズ」について殆どしりません。

クラシックピアノを志す人でバッハのような「バロック派」やベートーヴェンのような「古典派」を
学ば、ショパンのような「ロマン派」やドビッシーのような「近代派」のみに挑む人は例外でしょうが、
「ジャズ」においては、あり得ない事が常態と化してしまってまいす。

何を隠そう、僕自身が「メインストリート・ジャズ」については学び、且つ、
教えてもいましたが、「オールド・スタイン」や「初期ジャズ」については
殆ど何も知らず、いざ弾きたいと思っても手も足も出ない程に弾けなかった、
という苦い想い出を有します。

ところで「チャールストン・ラグ」ですが、1920年代頃の
「初期ジャズ」や更に古い「ラグタイム」やブギブギ等を
総称して呼んでいます。
(これらのスタイルの夫々については又の機会にお話ししましょう。)


「チャールストン・ラグ」はソロピアノで完結できる

ところで「チャールストン・ラグ」を学ぶのは「メインストリーム・ジャズ」のみならず、
ロックやポップスの「基礎」になるからですが、もう一つの理由として、
「弾いて楽しい!」という点を見逃せません。

僕も今でこそ1920~30年代のスタイルを基調とする「チャールストン・ラグ」や
1940~50年代スタイルによる「エレガンス・スウィング」を提唱していますが、
元々は「Lounge Jazz」のピアノ奏者や音楽ディレクターでした。

この「Lounge Jazz」というのも定義がはっきりしない、
つまりは僕達の「Lounge Jazz」は僕達による造語なのですが、
これは今提唱している「Elegance Swing」とほぼ同じ意味、
つまりはナット・キング・コール・トリオのようなスタイルを主としていました。

ちなみに蛇足ですが、僕達の「Lounge Jazz」と、
ホステスさんがいるような「ラウンジ」やらファミレスで演奏される
安請け合いの「BGM演奏」とは全く異質のものです。

「会話の邪魔になってはならない」からと弱いタッチで曖昧に弾き、
音楽理論も理解せず、ワンパターンか聞覚えのフレーズをつなげるだけの演奏が
「ラウンジのBGM演奏」。

僕達のはホテルだかカフェバーだかで演奏する前提から、
絶対的な音量の制約があるにせよ、しっかりした明瞭のタッチで弾き、
「ライブパフォーマンス」としての演奏をします。

勿論、。完全な「ジャズ」のハーモニーや編曲、即興の技能の習得を絶対とします。

又「Lounge jazz」は前述のように「ラウンジのBGM」とは全く異質ですが、
「ライブハウスでセッション」する「メインストリーム・ジャズとも異なります。

一番の違いは、僕自身の「Lounge Jazz」の場合、
僕自身はピアノや弾き語りをステージでするとして、
「伴奏」は予算とスペースの関係上、生身のギターリストやベーシストではなく、
KORG等の「自動版キーボード」をギターやベース、ドラム等の代用に用います。

つまりは「バーチャルなジャズ・トリオ」を再現します。

それで僕の中では「演奏」とは、
自動伴奏キーボードにせよ、ベースやギター等が「伴奏」を用いての
グランドピアノを弾く、というスタイルとなり、「ソロピアノ」では「完結」できなくなりました。

それはそれで結構ですし、未だにこのスタイルではありますが、
例えば小さなカフェで、アップライトピアノ一台で演奏してくれ、とか、
友人の宅でのミニパーティーに出向いたら、余興に電子ピアノ一台で演奏してくれ、
と言われでも「完結」した演奏ができない、となりました。

これは無愛想に断るのは悪いなぁ、という問題も生じますが、
むしろ「ピアノ一台だけでは完結した演奏ができない」というのはつくづく不便だな、
と考え始めました。

結局出会ったのが1920~30年代の「チャールストン・ラグ」スタイルのピアノ演奏。

左手でベースラインととコードを交互に弾く、という技法、
つまり「ストライドピアノ奏法」がこの時代の演奏の特徴ですが、
とにかく一台と完結できるのが重宝!

尤も実際にやってみると、♭13thや♯11th等のハイテンションコードは使わないから
一見シンプルに見えますが、特に左手が物凄く難しい。というか、
当初は全然弾けませんでした。

とはいう少し筒弾けてきますと、これがかなかな楽しいのです。


という訳で「チャールストン・ラグ」スタイルのピアノを
皆様にお奨めする次第です。 つづく

大阪梅田 Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部音楽教室 主宰 藤井一成

PS リンクは「ストライドピアノ・ハノン」。

℡0705-436-5371 http://www016.upちp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon
大阪梅田芸術劇場北向かい

チャールストン・ラグ・スタイルとエレガンス・スゥイング・スタイルによるジャズ科
ピアノとボーカル、弾き語り。生徒募集中!


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[ジャズピアノ曲集」 子供にも大人にもお薦めできシリーズ 大阪梅田Kimball PS [レッスン]

前々回から伊丹市で[子供へのジャズ教育」に取組まれる優子さんと
オンライン会議する「理想的な子供へのジャズ教育」についてお話ししています。

実は僕自身は[子供へのレッスン」自体あまり経験がありませんし、
唯一の経験から「子供と大人では全然勝手が違うなぁ」と認識した程度の関りです。

尤もよく考えると「ジャズ教育に子供も大人もない」とも言える訳で、
懲りずに、こうして「子供へのジャズ教育」についてガサゴサと動いている次第です。

ところで「ジャズ教育に子供も大人もない」とは申しましたが、
[子供」には向かない曲集や教材というものもあります。

僕が「子供へのジャズ教育」について必ずしも積極的ではなかったのは、
「ジャズなぞ弾かせると(クラシックピアノ学習が)くずれる!」なぞという迷信からではなく、
「子供には向かない一部のジャズ」があるからです。

という訳で今日は「子供に合う教材」というテーマでお話ししましょう。

「ジャズ名曲」は子供には向かない!

簡単にいえば「ジャズ・スタンダード名曲」の類は「子供」には向きません。
そもそも「モダン・ジャズ」自体が「子供」には向かない、と思います。

よく「大人」向けのジャズ初心者向け教材として、
ベースとドラム等の「ジャズピアノ・トリオ」の形態で、
「枯葉」や「いそしぎ」等の「スタンダード名曲」を弾かせるような教材やレッスンがあります。

勿論、これが「大人」対象であれば何の問題もありませんが、
「子供」には向かないのは、ずばり言って「スタンダード名曲」の殆どが
「悲しみの表現」を基調としているからです。

上智大学教授の渡部昇一氏も著書[知的生活の方法」の中で、
[子供には暗い感情表現は与えるな」つまりつまりはハッピーエンドで終わる、
強く、優しい正義の味方が悪を征伐するような話が良い、というような内容を述べられています。

そういう意味では「ジャズ・スタンダード名曲」は「暗い」訳で、
ジワジワと「子供」の心の発育に悪影響を与える可能性大です。

逆に「大人」向きで「悲しみ」や「やるせなさ」等の「暗い感情」がない音楽、
というのはおかしく、それを聴いたからといって「大人」の精神が病む、という事はありえません。

では「子供に合うジャズ曲集」とはどんなものか?という話ですね。


「リサとガスパール」ような「ジャズ曲集」をさがす

ところで「ジャズ曲集」に限らず、日本では「子供向き」の絵本や音楽として、
とんでもない悪いものが少なからず出回ってます。

実は良い「子供向け」の音楽や本は「大人」が観ても楽しめるものでなくてはなりません。

まぁ、日本人は「お子さまオバサン」みたいなのが少なくないから、
「子供っぽい」ものを年齢的には成人の人が楽しむ、というケースが少なくありません。

そもそも「大人の楽しみ」なんていうとロクなものがない。

僕は良いものとして「リサとガスパール」や「ピーター・ラビット」等の
ヨーロッパの絵本を思い浮べます。

「子供」や「大人」の健全な情緒の発育に良い絵本の条件

・自然界の色
・創造する力を高める
・芸術性と品格を持つ事

僕にいわせればディズニーも駄目、ハロー・キティも駄目なのは、
色が「自然界」にない「人口着色料」的なものだから。

「創造する力」というのは、例えば文字の絵本で読んで、
「小人はどんな顔をしてるのかなぁ」なんと疑問が出て、
自分で何かをイメージできる事を継続でできる訳です。

だからディズニーのように全てを単純な表情で固定させてしまうものは駄目なんです。

それでも、まぁディズニーが許せるのは、それなりに品格があるからですが、
サンリオのハローキティやリラクマは「芸術性」は皆無な上、品格もないから、
まぁ「大人」が楽しむのは良いとして、「子供」には与えるべきではないでしょう。

ちなみに書店にいけば日本の「絵本」も色々と出版されていますが、
言葉と絵の両方が良いもの、というのは結構少なくて、
新実南吉の「ごんぎつね」など世界に誇れるレベルだと思いますが、
現代になる程、良いのが少ないのが困った事態です。

「子供」にも「大人」にも楽しめる「ジャズピアノ曲集」

それで「子供」も「大人」も楽しめる「リサとガスパール」というか
「マザー・グース」的なジャズスタイルのピアノ曲集ですが、
僕の手元にある中でいえば下記がお薦め。

リー・エバンス(輸入版)

・Jazzmatazz
・Razzle Dazzle
・Kid Stuff: Jazz for Kids of All Ages他

マーサー・ミアー
国内版
・ピアノジャズ・タイム

輸入版
Jazz, Rags & Blues:シリーズ

ギロック
・ジャズスタイル・ピアノ曲集

中村菊子監修
・ラーニングトゥプレイ ロックリズムラグタイム

バスティン
・スコット・ジョプリンのお気に入り

等色々ありますが、僕自身の教室では、
リー・エバンスとマーサー・ミアーが「大人」も含めベーシック用教材として重用してます。

それはともかく、僕がセレクトした「子供も大人も楽しめる」ジャズピアノ曲集には、
ある共通した特徴があります。

それは何か?といえば、実は「ジャズ」はジャズでも、日本で「ジャズ」を指す
「モダンジャズ」ではなく、Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部が推進している
「チャールストン・ラグ」スタイル、つまりは1920~30年代の「ニューオリンズ・ジャズ」や
「ストライド・ピアノ」のスタイルで作編曲された、という事にお気づきになるかと思います。

「チャールストン倶楽部」でやっているから我田引水的にこれがいい、
と言ってる訳ではなく、「子供にも大人にも楽しめる」からこういうスタイルを
「チャールストン倶楽部」を立ち上げてやっている訳です。

という次第でして、次回は、この「チャールストン・ラグ」について
お話ししましょう。

つづく

PS リンクはマーサー・ミアーの「Jazz, Rags & Blues」

Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部音楽教室 代表 藤井一成

大阪梅田芸術劇場北向かい I&F梅田ビル705 ℡ 0705-436-5371

ジャズピアノ/ボーカル/弾き語り他生徒募集中!

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon
Jazz, Rags & Blues for Two, Book 2: 6 Original Duets for Intermediate Pianists

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[ジャズピアノ/ボーカル」の学び方についてのご質問をどうぞ! 大阪梅田Kimball PS [レッスン]

前々回より[子供へのジャズ教育」でご活躍中の優子さんから頂いたご相談への回答、
という形で本ブログに書かせて頂いております。

実は色々な方からメールやお電話、或いは直接ご来室頂いてのご相談他を頂く事が
少なくなくて、お電話や突然のご来室の場合、「貧乏暇なし」な僕は前後の予定が埋まっている
場合が少なくなくて、折角、ご来室頂いてもごく僅かな時間のみで失礼する事がままあります。

という訳でメールでの会話が増えますが、これも、プライベート以外の音楽関連
については、このブログでの公開書簡という形式に切り替えさせて頂こう、
というのが最近の方向です。

よって皆さんもご質問ご意見等があれば、下記宛メールにてメッセージを下さいませ。
直接或いは直ぐには返信できないかも知れませんが、このブログのネタとして、
ない知恵をふり絞って一緒に考えさせて頂きたいと思いますのでヨロシク。

アドレスは ****@nifty.com で***にai-msをお入れ下さい。

大阪梅田芸術劇場北向かい I&F梅田ビル705 Kimball Piano Salon  音楽教室

Lounge Jazz 科(ピアノ/ボーカル&弾き語り/理論)
Salon Classic科(ピアノ/声楽/作曲)

℡ 0705-436-5371 (藤井直通)

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon
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[理想的なジャズメソッド」とは? 大阪梅田Kimball 音楽教室 [レッスン]

この所、伊丹市で音楽教室を主宰される優子さん相手に
「子供へのジャズ教育」について、ああでもない、こうでもない、と
お話しする機会が増えています。

尤も僕は「子供へのレッスン」自体の経験が殆どなく、
「子供へのジャズ教育」について何かを語れる立場でもありません。

まぁ[大人」への[ジャズ・レッスン」はかれこそ二十年程やっている訳で、
何かご参考になる事がお伝えできるかも知れません。

ところで優子さんですが、メールによれば、
ご自身の教室で「子供へのジャズ教育」を実践され成功されておられるご様子。

とっても興味深い話なので、メールから抜粋して転載させて頂きましょう。


「クラシックは息がつまるが、ジャズ即興は楽しい」というお便り

(優子さんからのメールを一部貼り付けます。)
私が子供さんにJAZZをさせていますのは、小学2年と5年です。 どちらも、積極的にアドリブを即興で弾きたがります。 私はあらかじめ、Cのブルースのトリオのカラオケを制作しておき、 エンドレスで流れるように設定し、ドラムとベースの伴奏を流します。 すると、彼らは、好きなように楽しく弾いて、それを録音し、喜んで聴いてます。 ですが、適当弾きでは、なんですので、きちんとした教材が必要と考えています。 彼らにクラシックを弾かせると・・息が詰まってきて、ため息、段々しんどくなってきて、 席をはなれ、どこかにいってしまいます。または、もうやりたくない・・続きません。 ジャズのみでピアノのテクニックがちゃんとつく方法はないものかと考えているのです。以上
************************************
いかがですか?

素晴らしいですね!

「即興」というものは「誰にでもできる音楽の方法だ」の筈ですが、
ピアノを習う人の数割も「即興」なぞできない筈です。

とにもかくにも[即興」ができて、且つ、それを楽しめる、
という所まで[教育」された訳で、なかなか凄い話だなぁ、と思います。

ただメールにも書いておられので色々な部分の質的向上を目指すために、
敢えて現在の優子さんのレッスンについての問題点を指摘しますと下記の如くになります。

・生徒さんは「ジャズ即興」は楽しいが、「クラシック」は「固くてツマラナイ」となっている。
・「即興」を一応はできるが、どうも「手癖の域」から脱っせれない。
・「即興演奏」はできるのが「ピアノが上達している」感が薄い。

考えてみれば「理想的なジャズ教育」に[子供」も[大人」もない訳で、
優子さんの教室でも下記の事項を満たせるようになって頂きたいものです。

・「即興」が「手癖」や「聴き覚え」ではなく、[作曲」として[構築」できるようになる。
・[ジャズ」を学ぶことで[クラシック」まで習得できるようになる(或いは好きになる)。
・「正しいピアノ奏法」が[即興」を通して実につく。

つまりは
1,[ピアノ奏法の習得」
2,「音楽理論の習得」
3,「ジャズ即興の実践」

の三点を網羅する「ジャズ・メソッド」が必要となります。

という訳で次回は[理想的なジャズレッスン」についてお話しましょう。

Kimball Piano Salon 主宰 藤井一成

大阪梅田芸術劇場北向かい ℡07054365371

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子供に「ジャズ」を学ばせる理由 大阪梅田Kimball 音楽教室の場合 [レッスン]

前回より「子供へのジャズ教育」についてお問い合わせ頂いた優子さんへの返信、
という形でこのブログを書かせて頂いております。

優子さんはご自身の教室で「子供」の生徒さんに「ジャズ」のレッスンを為され、
盛り上がっておられる、というピアノの先生ですが、僕が研究している
りー・エバンス等の「ジャズ・メソッド」について関心を持たれ、
メールにて相談に来られました。

何度か書きましたが、僕自身は「子供へのジャズ教育」を云々する以前に
「子供のレッスン」の経験自体が殆となく、とてもではないが
「子供のジャズ」についてお教えできるような立場ではありません。

尤も「大人」へのジャズレッスンは長年続けているし、
趣味と実績(?)を兼ね、世界の「ジャズ教材」を研究、
国内出版や監修にも関わり、もしかして「子供へのジャズ教育」についても
お話しできるだろうし、むしろ、優子さんから色々と伺うのが楽しみ、という所です。

但し、何しろ「貧乏暇なし」状態が悪化し、
なかなかお会いできる時間が取れないので、
時々、メール等での交信や電話でのお話しをさせて頂いてましたが、
色々と面白い話もあるし、前回書いた如く、
いっそ、ブライペート部分は伏せるとして、
音楽やレッスンに関しては、このブログによる「公開」で書く、
というスタイルにしました。

という訳で、優子さんとの交信ですが、
お子様を持つご両親、「子供」の生徒を持たれる先生等の
「子供へのジャズ教育」にご関心があられる方、
或いは「大人」の「これからピアノやジャズを学びたい」という方は
是非お読み下さい。


「子供」に「ジャズ」を教える理由

優子様

「子供へのジャズ教育」については「教材」や「レッスン・プログラム」のどれが良いか、
どう教えるか、という話も大事ですが、そもそも「子供にジャズを教える」理由について
明確にする事が先だと思うようになりました。

実は僕の教室にも、極く稀には「子供にジャズを教えて欲しい」というお母さんが
お越しになられる事があります。

僕の教室であるKimball Piano Salonは大阪梅田の商業地域にありますから、
近所の子供(や大人)が「近所にあるから」という理由で習いに来る教室ではなく、
会社帰りにの方や、遠方の方が、レッスン内容に興味を持たれて、
他教室との比較の上で入会される、というケースが殆どです。

簡単にいえば「ジャズピアノ/ボーカルが上手になりたい」という動機で来られる訳で、
僕達の仕事は「どうすれば上手になるのか?」を考える事から始まり、
「ジャズに興味を持ってもらおう」という事は僕達としては考えてなくとも済みます。

尤も「子供」の場合、本人が「ジャズを弾きたい(歌いたい)」などと要求する筈がなく、
先生なり親が引合せない限り、「子供」が「ジャズ」と関わる事はないでしょう。

つまりは「ジャズに興味を持たせる」という事を最大の仕事とせねば
「子供へのジャズ教育」はあり得ない訳です。

更にいえば「なぜ子供にジャズを学ばせるのか(興味を持たせ、好きにさせるのか)」
について、しっかりした考えてを持たねばなりません。

「子供にジャズを教える」理由は?

たまに「子供にジャズを教えて欲しい」というお母さんが僕の教室に来られる事があります。

僕の方では「なぜクラシックでなくジャズを学ばせたいのですか?」と興味を持ってしまいます。

それに対し異口同音に言われるのが「クラシックは堅苦しいのでツマラナイし、
ガサツなうちの子供には合わない。楽譜を使わず自由に即興できるジャズならば、
うちの子供にも合うんじゃないか」という「ジャズ=自由な音楽」説が一つ。

或いは「将来、職業音楽家を目指させたいが、クラシックだと経済的に大変そうだが、
ジャズならば稼げるように思えるので、ジャズを習わせたい」なんて話があって
思わず吹出して(笑って)しまいます。

僕達としては「将来のジャズミュージシャン」の養成を目標として
「子供のジャズ教育」をお勧めする訳では全くなく、
仮に「子供」本人が「ジャズミュージシャン」を目指したい、から言って、
子供の時分から「ジャズ・レッスン」を始めたとて、
成人後に「ジャズ」を始めた人よりも有利に事が進む、
というものでもない筈です。

むしろ、昔、存在した「エレクトーンを曲芸の如くに弾きまくる子供」を「養成」した
「楽器屋さんの音楽教室」と同様、そういう「天才的な子供」の大部分が、
「二十歳を過ぎればただの人」へと逆行してしまう甚だ憂慮すべき結果を
招くだけでしょう。

では一体何のために「子供」に「ジャズ」を教えるべきなのか?
つまり「目的」を明確にしない事には「教材」や「レッスンプログラム」は立てれない訳で、
この部分について突っ込んで考えてみました。

つづく

PS 写真は「子供へのジャズ教育」に有力な教材 リー・エバンス著「Jazz Mataz」

Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部主宰 藤井一成

大阪梅田芸術劇場北向かい ℡0705-436-5371
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon

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「子供へのジャズ教育」への回答 [レッスン]

皆さん、こんにちわ。前回書きましたが、僕はメールや電話で
このブログで書いている「ジャズ教育」関連についての
お問い合わせやご意見を頂いています。

それで暇を見つけては個別に返信しておりましたが、
考えてみれば、このブログにて、プライバシーに差障りがないよう配慮した上で、
公開返信頂ければ面白いな、と考え始めました。

わざわざメールやお電話して下さる場合、
基本的には賛同している訳ですが、
更に突っ込んで聞きたい、とかご協力やご参加のお申し出、
ご活動の報告等で興味深い内容が色々とあります。


という訳で「公開返信」を始めますが、
一発目はピアノ教室を主宰しておられる優子さんという方。

優子さんはご自身の教室で「子供へのジャズ教育」を推進しておられ、
僕達の音楽プロジェクトである「チャールストン倶楽部」へのご参加のお申し出と共に、
教材やレッスンプログラムについての情報を求められました。

以前、書きましたが、僕が主宰する「Kimball Piano Salon/チャールストン倶楽部」には
「アーティスト・プロデュース」に加え「音楽教室」や「教材開発」を根幹業務として行っています。

或いはリー・エバンス、マーサー・ミアー、ラリー・ミンスキー、クリストファー・ノートン等の
米英系の「ジャズ・ピアノ・メソッド」の紹介&研究~普及活動を行っています。

「音楽教室/教育」の対象は「大人」ですが、「子供への教育」も重要だとは思っています。

尤も、これは「思っている」だけに留まり、僕自身は極端として、
メンバーの大半が偶々「子供」ではなく「大人」へのレッスンや授業を担う関係で、
「子供へのジャズ教育」の事例自体を多く持ちません。

その点、メールを頂いた優子さんは、
ご自身の教室で「子供のジャズ」を推進しておられます。

そんな優子さんが「子供へのジャズ教育」についての僕にご質問。
そんな回答が下記となります。

***********
優子様

メールを拝見致しました。優子様の「子供のジャズ教育」に対する
情熱と創意工夫、実績に感服致しました。

私達の現状は「子供へのジャズ教育」を「どうやって、何を、教えるか?」を論じるに至らず、
未だ「子供にジャズを教える理由」を捜している段階です。

正直言って、私自身は「ジャズピアノ」のプロ奏者であり、教室主宰者/講師でもありますが、
自分の教室が「子供」を対象にしていない事もありますが、
「子供へのジャズ教育」の必要性については未だ確信が持てない、という状態です。

そもそも私は「子供のレッスン」自体の経験が殆どありませんが、
私が「現役ミュージシャン」や「現役講師」の方々を生徒として教えている、
からと言って「子供のレッスン」の能力は大してないだろうな、と自覚してます。

「大人」が私の教室の扉を叩かれるのは、
ジャズなりクラシックなりを学びたいからであり、
私の仕事は「どうやって学ぶ(教える)か?」から始まります。

ところが「子供のレッスン」の場合は、
「興味を持たせる」事から、或いは、それが最大の仕事となります。

これは凄く難しい仕事ですね。それを推進している優子様には、
是非「チャールストン倶楽部」のメンバーとして活躍して頂きたい、
と強く願っております。

それはさて置き、「子供へのジャズ教育」ですが、
「どうやって子供に対し、ジャズを興味持たせるのか?」が大きな問題となりますが、
それ以前に「何の為」に「子供へのジャズ教育」を行うのか?という根本について
考えてみたいと思います。

(つづく)

「Kimball Piano Salon/チャールストン倶楽部」主宰 藤井一成

大阪「梅田芸術劇場」北向かい ℡0705-436-5371
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ブログを再開します!大阪梅田Kimball Piano Salon 主宰者の [Kimball Piano Salon]

ブログを再開します!

皆さん、こんにちわ。併せて遅くなりましたが「新年おめでとうございます」。

昨年以来「プログをこまめに更新します!」といいつつ「休止」状態が続き、
ご無沙汰しておりました。

実際の生活や仕事は「休止」していた訳でなく、
むしろ仕事が「飽和」し、演奏にせよ、レッスンにせよ、
プロデュースにせよ、「これ以上増やせない」という状態で、
ブログで「広報活動」しても仕方ない、という状況が理由の一つ。

或いはプログで何かを(教室関連の事が殆どですが)書き始める横から、
状況や考えが変わり、書き直す内に他の事が忙しくなって、
書きかけの侭、放置する、という状態が続きました。

別段「商売繁盛」してた訳では全くありませんが、
中途半端に関わったり、完結できない侭の仕事や事態に忙殺されていた、
のが僕の2015年度でした。

こんなこっちゃあアカンのは確かで、年末に向かい、
この再、去年中にある程度以上の成果が見られなかった
仕事や生活の事項を思い切ってリストラ敢行し、
少しはすっきりした出発となった2016年の正月です。

それでブログの話ですが、
「再開」については、最早、「タバコが止められないオジサンの禁煙宣言」の如く、
何度か言いつつ、絶えてしまったのが昨年でしたが、
今年こそは(?)もう少し小まめにアップロードさせて頂きます。

というのは「一体、こんな駄文、誰が読むんやろう」と思いつつパソコンに向かう僕ですが、
時たま面識がなかった方から「ブログを読んだ。それに影響されてこうやった」というメールや、
或いは電話や実際にお会いした際にお話し頂く事が侭あり、「へぇー、結構、読んで
下さるんやなぁ」と気持ちを引き締めました。

まぁ、書いている事が間違っている場合がない筈ないですが、
僕なりに何層かの体験を経た獲れた考えや、
研究した事しか書いてないつもりですから、
いい加減には考えておりませんが、
尤もそれが若干のプレッシャーとなり、
原稿として書いたものの「公開」するに足りる内容かな、
と自問すればまだまだな訳で、それもブログから離れた一因でした。

尤もブログでの「公開」は億劫になっていましたが、
日々、色々な方から頂くメールに対しては、
移動時間や自由時間に返信を書き続けておりました。

考えてみれば、プライバシーに関わる部分は別として、
そうやって書いている文章をそのまま本ブログに公開させて貰えればいいかな、
と発見しました。

どの道、同じ事を返信として書く訳で、ならばブログでの公開文書として一括した方が
効率的だな、というのも理由ですが、頂くメールや返信の内容がなかなか面白く
(第三者が読んでもタメになる)、マンツーマンで終わらせるのが勿体ない、とも思えます。

又、レッスン時間が飽和、つまり生徒数が限界(といっても他の教室からすれば少数ですが)に達し、
故に積極的には「生徒募集」しなくなっておりましたが、本年からはRumiさんとYukiさんの
ダブル「ui」さんが講師として稼動開始する事になり、教室の生徒数のキャパが広がり、
僕達の教室について更に知って欲しい…分かりやすくいえば「生徒募集」再開…という事情もあります。

並行してRumiさんとの「Elegance Swing」スタイルの、Yukiさんとの「Lounge Music(Club Jazz)」
スタイルのユニットに加え、僕のソロピアノの演奏稼業も拡大しよう、という魂胆もあります。

という訳で「広報」営業活動も兼ねてしまいますが、
皆さんから頂いたメールに対する返信をここで書かせて頂く、という形が中心になる筈ですが、
本ブログを再開させて頂きますので、今後とも宜しくお願いします!

Kimball Piano Salon /チャールストン倶楽部 代表 藤井一成

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon

PS,新年のめでたい画像なぞあれば宜しいが、生憎、手元にある写真は、
日々のレッスンで書き散らかしている「理論」の説明メモのみ。
こんなものでも宜しければお目通し下さい。
2016-01-19 17-13-00.778.jpg


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Kimball Piano Salon サイトの改修開始! [Kimball Piano Salon]

皆さん、こんにちわ、というかご無沙汰してます。

ご無沙汰の理由の一つは「多忙」。週七日ピアノとマイクの前に居ついているような
僕でも結構忙しいんですね。

尤も世の中に「多忙」でないヒトなん存在だろうし、
「多忙」を何かの理由にするヒトに限って、
ダラダラと「ストレス解消」に明け暮れる「暇」な日常を
浪費している様子。

なんでそう思うか、といえば、僕がそうだもの(汗)。

という訳で、なんとか密度の高い人生を目指し、
自らを叱咤激励すべく、このブログに様々な計画を書いている訳です。

ところで「仕事の多忙」を理由にサボりがちな本ブログですが、
考えてみれば、このブログを読まれて、僕が大阪梅田で主宰する
「Kimball Piano Salon」の音楽教室の生徒募集や、
「チャールストン倶楽部」のアーティストに募集に応募して下さる方も少なくありません。

つまり本ブログも「広報活動=仕事」になってるなぁ、と改めて想った次第。

ホームページを更新せねば

「広報活動」といえば、久々に「Kimball Piano Salon」のホームページの改修に入りました。
尤も今時点、皆さんがアクセスされても、元のページしか観れません。

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon

元の「原稿」に相当する部分を改修し、一気に公開しますので、
もう少々お待ち下さい、というか、改修後には是非ご覧下さい。

「Kimball Piano Salon」のHPはそう大きな変化はありませんが、
これが作られた三年くらい前と現在とでは「音楽教室」にせよ「スタジオ」にせよ、
色々な部分が変化しており、つまりはHPと実際のズレを直す必要が生じています。

三年前と違い、現在はKPSの「音楽教室」は「チャールストン倶楽部」として独立し、
「ピアノ・ソサエティ」は「リー・エバンス協会」に入れ替わっています。

つまりは「チャールストン倶楽部」や「リー・エバンス協会」のホームページも
作らねばならないのですが、先ずはKPSホームページの改修から。


「オンライン・ショップ」と「オンライン・スクール」がオープン

ところでKPSのホームページが実態と同期させるべき内容を修正したとて、
本ブログをお読みください皆さんには、特に目新しい話はないかと思います。

唯一目新しいのが上記二つ。

「オンライン・ショップ」というのは「リー・エバンス」関連や
「スタインウェイ・ライブラリー」「マーサー・ミアー」等、
単純な話KPS/チャールストン倶楽部の音楽教室で用いる教材を
購入できる、という趣旨。

かと言って本や楽譜を売りまくって儲けたい、という意味ではなく、
上記の教材や楽譜集等をご紹介するのが目的。

多分、僕や生徒さん他による「デモ演奏」が動画で観られ、
「なるほど、こういう雰囲気の曲か」等がわかるようになる筈。

もう一つの「オンライン・スクール」は、まだホームページにも公開してないし、
仕様も決まっていませんが、遠方の方から「オン・ラインでレッスンして欲しい」
とのご要望が届き、試験的に開始した所、案外に好評でしたので、
これを、きちんとして企画にしよう、という魂胆。

という所ですが、おっと時間が来ましたので、又、次回お目にかかりましょう。

という訳でリンクは「オンライン・ショップ」で扱う、
「チャールストン倶楽部」音楽教室ての教材の一つ、
「Stride Piano」の曲集。

Kimball Piano Salon 主宰 藤井一成 (講師/弾き語り)
大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田ビル705 (梅田芸術劇場北向かい)
℡ 0705-436-5371 (直)


Harlem Stride Piano Solos/F0693

Harlem Stride Piano Solos/F0693

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros Pubns
  • 発売日: 1990/06/01
  • メディア: 楽譜



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再び「モダンジャズ」の勉強を始めましょう! 大阪梅田Kimball PS [Lounge Music Project]

どうもブログ活動(?)をご無沙汰している僕ですが、
皆さんは如何お過ごしでしょうか?

ブログを怠けていますが、実生活も相変わらずダラダラしており、
その為、「やらねばならない仕事」が山積みのまま放置されている、
という典型的「貧乏父さん」状態にある僕ですが、
凝りもせず、次から次へと「面白そうな仕事」に手を出してしま、
「貧乏暇なし」の悪循環が断ち切れない、というのが前回明かした
僕の実情でした。

それでもって最近、俄かに「面白そう」だから、
と力を入れているのが、このブログでも取り上げ中の
「Lounge Music Project」です。

「Lounge Music」とは銘打ってますが、
僕達自身が演奏したり、或いは音楽教室として展開するのは
「Lounge Jazz」のみ。

尤も「Lounge Jazz」という定義はなく、
やっている人夫々が自分のスタイルを自称するだけでして、
僕達の「Lounge Jazz」もあくまで、僕達のスタイルに過ぎません。

とはいえ「Lounge Jazz」といえば、
何となく「こんな音楽だろう」というイメージが伝わる訳で
なかなか便利な用語ですが、尤も、これをちゃんで学び、
ちゃんと演奏する、というのは相当に大変な話なんです。

ところで僕自身とっては「Lounge Jazz」は興味が沸いたから新規に始めよう、
という話ではなく、どうにかこうにか「職業音楽者」として生活が立ち始めた
三十才位から現在に至る二十年も関わってきた仕事であり、
いい加減な飽きてしまい、本当にこの三年位は休業していた程です。

これは「Lounge Jazz」自体にも飽きた、というよりは、
夜向けスーツに着替えて、カフェ・バーだかでピアノを弾く、
という年月に厭いてしまった、という事が一点。

自分を直視すれば、仕事で要求されるレベルなんざ、
「手癖」と惰性だけでも賄えるとしても、
かと言って本当にアートな場では通用しない、という事への
苛立ちが興っておりました。

「音を楽しむ、と書いて、音楽と読むみたいな事を
立派なオッサンが尤もらしい顔で話したりしますよね。

しかし元の中国語の語感では「音楽」とは「音の楽士」であり、
「楽士」とは孔子みたいに「道を極めた後に至る世界の住人」という所ですし、
英語のMusicもギリシア神話の「ミューズ(美の女神)」が語源にありましょう。

従って「音楽」やMusicは、「音を楽しむ」というよりは、
「血みどろの修行を経て到達する安息地」という所で、
むしろ「茶道」とか「柔道」に倣い「音道」と称した方が
本来の意味を伝えましょう。

或いは「日本人はなんでも直ぐに頑張るが、西洋人は楽しんでやる」
みたいな話をするオッサンがいますが、これも嘘。
まぁ敢えていえば日本人は「結果」に拘り過ぎ、
西洋人は「過程」を楽しむ、という感はありましょうが、

いずれにせよ「汗」「涙」「血(?)」を流さずして、
「創造」はありえず「美の女神」さんとやらも振り向いてくれません。

そんな訳で「手癖と惰性」に陥ったしまった自分の「Lounge Jazz」の
リセットの必要性を感じていた所、たまたま「チャールストン倶楽部」
を主宰する事で「ラグタイムやスゥイング」スタイルと出会い、
暫くは、そちらに専心していた次第、という事も
このブログでは何度かお話ししました。

ところで何故今になって再び「Lounge Jazz」への取組みに戻ったのか?
というか「チャールストン倶楽部」との並行を目指したのか?

誤魔化しが効かない「オールドタイム」で基礎力アップ

これも何度か書いた話ですが「チャールストン倶楽部」というのは、
1920~40年代位の「モダーン・エイジ」と呼ばれるニューオリンズ・ジャズや
スゥイング・ジャズ等の「オールドタイム」と呼ばれるジャズを専門とします。

これも何度か書きましたが、僕は長年「ジャズピアノ」を演奏したり教えたりしており、
上手いか下手かは知りませんが「ジャズピアノ」に必要な技法や知識は一渡り習得したつもりでした。

尤もこれは日本で「Jazz」を指す「モダンジャズ」に限られており、
いざやってみると「オールドタイム」に共通する「ストライド・ピアノ奏法」が
全然できない、とわかりました。

具体的には十度のベースがパッパッと弾けない、という事もありますか、
そもそもベースの設定が「ジャズピアノの教科書」にある「ルートと5thを交互に弾きます」
的ルーズなものではない、とアート・テイタムやテディ・ウィルソンはもとより、
スコット・ジョプリンみたいな古いラグタイムですら違う、と分かったからです。

どうも分析していくと、単に和音から「ルート」と「5th」を取り出して弾けばいい、
というファーストフード的なものではなく、バッハの音楽のように
メロディー対しての対位法的ラインを構築していくのだな、と分かりました。

早い話、それまでの「ジャズコード」やら「フレーズ」パターンの
貼り付けによる「ジャズピアノの弾き方」では、
ビル・エバンス風やキース・ジャレット風のなにやら難しげな
パターンでこそ格好がついても、シンプルなラグタイムでは
貧弱さが露呈してしまう、と。

例えば、言っちゃあ悪いがジャンクフード系ハンバーガー店の
ハンバーガーを分解し、パンだけ食べる、とかハンバーグだけ食べる、
とかすれば、そりゃあお粗末な味しかしないですよね?

何とかカンとはバーガーとか言って、一見豪華風のものが入ってたり、
ドロドロのソースがかかっているから何やら美味しく思えてしまう、という所。

ところが「オールドタイム」ジャズの場合、
パンだけ、とかハンバーグだけ、とかレタスだけ、の「素材」
の一つ一つとか、その組み合わせの妙だけで勝負せねばならず、
つまりは誤魔化しが効かない訳。

かっての僕は、いわばマクドのビッグバーガーを買ってきて、
ケチャップの換わりに「ケチャップとマヨネーズを混ぜたソース」を用い、
市販のサラダやチーズを乗せ、それで「豪華バーガー」と称していたようなもの。

チキンラーメンにいかに豪華な具を乗せようが所詮はチキンラーメンではないですか?

「オールドタイム」を勉強し始めた所で、どうもそれまでの勉強の内容自体が
間違いで、本質的な部分、つまりは美味しいパンを焼くとか、本物のハンバーグを
焼く、という事の熟達は当然として、本当はパンに使う小麦粉作りから
考えねば美味しいハンバーガーならぬ、本物の「音楽」は作れない、とわかった次第。

そういう意味で三年間の「チャールストン倶楽部」での勉強は有意義でした。

今後の「チャールストン倶楽部」と「Lounge Music Project」の使い分け

ところで「チャールストン倶楽部」は僕にとっては過去の話ではなく現在進行形。
つまりは「Lounge MusicProject」と並行する訳ですが、両者の大きな違いは、
基本となるジャズスタイルにあります。

つまり「チャールストン倶楽部」が1940年代頃までの「オールドタイム」に対し、
「Lounge Music Project」はそれ以後の「モダンジャズ」。

僕自身は「ストライドピアノ奏法」を勉強した事で、
かえって「モダンジャズ」方法について別な観点から視れる様になり、
知らぬ間にスキルアップができてと思っています。

とは言え、基本的な違いは、ピアノ奏法よりも、
むしろバンドというか「伴奏」にあり。

僕は「オールドタイム」の「ストライドピアノ奏法」を勉強した理由ですが、
「モダンジャズ」というのはベースやドラム等の「リズム隊」との合奏が
ピアノ音楽の前提でした。

勿論、ビル・エバンスやジョン・ルイス等に「モダンジャズ」のソロピアノの
名盤CDがありますが、それでも本来はベースやドラムを伴うバンドが基本。

例えばクラシックのバイオリン演奏はピアノなりの「伴奏」があるのが普通ですが、
「ジャズピアノ」におけるベースやドラムも同様。
クラシックにも「無伴奏バイオリン・パルティー他タ」というのがありますが、
「モダンジャズ」でのピアノソロは、いわば「無伴奏ジャズピアノ」という所。

ところでクラシックの場合は「無伴奏ピアノソロ」なんていわないし、
そもそもソロピアノで完結した音楽になっていますね。
この点は「オールドタイム」も同様で、むしろソロピアノがこそ
「完結」したピアノ音楽になっています。

これは左手のあり方がクラシック同様に、いわば「伴奏」の役割を果たすからです。

逆にいえば常にドラムやベース等のリズム隊を伴って本番や練習ができるならば
「モダンジャズ」の方が楽しい訳ですが、実際には、そんなメンバーも空間もありません。

僕は長年、カフェ・ラウンジやらレストラン・バー等で演奏しましたが、
流石にグランドピアノはありましたが、ベースやドラムを入れるスペースも
人件費もなく、結局「無伴奏ピアノソロ」をやるのか?という話になりました。

尤も1990年代初頭から契約によってKORGやYamaha等と「自動伴奏キーボード」を
仕事用に導入。つまりベースやドラムのみならずフルオーケストラ伴奏みたいな
サウンドででの演奏が可能になりました。

ちなみに、この手の「自動伴奏」は編成的にはシンプルにするほど、
実際のピアノ演奏が引き立つ訳で、僕自身はベースとギターしか鳴らしません。
(自分ではナット・キング・コール・トリオみたいなつもりですので。)

尤もホテル等と長期契約でレギュラーとして演奏するならば宜しいが、
単発のライブ等が続くと、基本的にグランドピアノがある場の仕事しか請けないにせよ、
単にキーボード一台、PAスピーカー一台運ぶのも年齢と共に億劫になりました。

その点からもピアノ一台で完結する「ストライドピアノ」=ラグタイムやスゥイングが
便利良かったのですが¨。

とはいうものの、「モダンジャズ」が本来の僕の専門ですから、
ベースやギターを伴う演奏の方が正直言って僕自身安心してご提供できる訳です。

かと言って「キーボードの運搬が面倒」という事もありますが、
実は「音楽教室」としてレッスンする場合に生徒さんにも、
それらのキーボードが必要となり、別にセールスマンをしている訳ではないにせよ、
販売云々という話になってしまい、これも煩わしい話でした。

ところでi-phone等のスマホやパソコンは誰でも所有する時代になり、
しかも無料アプリで教材用のデーター、つまりベースやドラム等の
「伴奏」を生徒さんのご負担なしで提供できるようになりました。

ならば良い環境での練習が生徒さんにも可能な訳で、
改めて「モダンジャズ」に手を伸ばしても良いかな、と。

勿論、電気ものを用いない「チャールストン倶楽部」的な音楽も発展させますが、
改めて電気楽器というかパソコン等の環境を活用しての音楽が展開できるかな、
と新たな関心がわいてきた次第です。

という訳で「Lounge Music Project」が再び勃興してきました。

次回はその内容他。写真はKimball Piano Salon梅田です。

Studioの風景.png


Kimball Piano Salon / Lounge Music Project音楽教室 
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball/Kimball_Piano_Salon/Home.html

Lounge Jazz Piano 科 Lounge Jazz Vocal 科生徒募集中
大阪市北区豊崎3-10-2 I&F梅田ビル705 電話0705-436-5371
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Lounge Jazzと「ラウンジのピアノ演奏」の違い 大阪Kimball PS音楽教室 [Lounge Music Project]

前回,Kimball Piano Salonで展開している「Lounge Jazz」について書いた所,
「Lounge Jazzってナニ?」というご質問を頂きましたので,今日は僕達の
「Lounge Jazz」についてお話ししましょう。

Lounge Jazz=Jazz系「Lounge Music」だけど…

副題の通り,「Lounge Jazz」は「Lounge Music」の一種ですが,
そもそも「Lounge Music」とは何か?が不明ですよね。

尤も「Lounge Music」に関しては業界(?)の定義はなく,
漠然と「空港やホテルのレストラン/カフェ・ラウンジのBGM」というイメージを
何となく共用している,という所でしょう。

僕達はその中の「Jazz系」ですが,「Lounge Music」には「ラテン系」もあれば,
「クラシック系」からポルカやマズルカというヨーロッパ系民族音楽のにバンドもあります。

日本では「会話の邪魔にならないBGM」という面が強調されますが,
本来は「ダンスの伴奏音楽」という役割もあり,日本と異なり欧米では
「格式の高い」場所ほど「社交ダンス」等のダンス・タイムが必ずあり,
むしろ「踊りたくなるような演奏」ができるか否かがバンドの評価となります。

つまりはカーメン・キャバレロのような「1950年代ボールルーム」音楽系のみならず,
モーッアルトやテレマンのようなクラシック~バロックの楽聖達も
「Lounge Music」してた,と言える訳です。

早い話,クラシックを本当に演奏できれば…ちゃんとしたリズム感覚での
ベートーヴェンやハイドンを演奏できれば…「クラシック系」の「Lounge Music」の
演奏家でもあられる訳ですね。


気色の悪い「ラウンジのピアノ」はご勘弁を!

ところで僕が「Lounge Jazz」の音楽教室(大阪梅田Kimball Piano Salon)を主宰している故か,
いわゆる「ラウンジのピアノ奏者」の方々が訪ねて来られる事も少なくありません。

基本的に外部の奏者の方に対し,どこぞの演奏の仕事を斡旋する,という
「人材派遣」業務はやっていないし,何度かレッスンを受講すれば仕事を斡旋します,
という「事務所系音楽教室」ではKPSはないので折角来られても落胆される事が殆どです。

尤も三十代も後半になれば「賞味期限(?)」が過ぎるらしく,
その手の演奏仕事が激減とかでスキルアップによる挽回を謀るが為,
僕のレッスン受講を希望される方もおられます。

まぁ,正直言って,その手の「ラウンジ・ピアノ奏者」の方々の演奏とやらは,
相当に悪い(「レベルが低い」ではなく「質が悪い」)というのが偽らざる所です。

ピアノ奏法の一からやり直す,何てのは普通として,
むしろ「音楽としての探究心=向上心」の欠如こそが最悪の欠点なのですが,
それでも音楽に対するいい加減な態度を改めようというヒトは宜しいが,
相変わらず「最小限の努力で最大限の収入を」を考えるヒトに対しては,
同趣旨の「農薬入り冷凍餃子」を常食される事をお奨めする次第。

話しが飛びましたが,この手の「ラウンジのピアノ」演奏と,
本来の「Lounge Music」を混同される方が少なくないのは,
迷惑な話です。

「ちゃんとしたJazzのスキル」を有するのが「Lounge Jazz」

ところで「Lounge Jazz」でネット検索されれば色々な演奏家で出てくる筈です。
「Lounge Jazz」と称しても,色々なスタイルがあるのは,これ又,
「業界」の定義がなく,それぞれが自分の音楽を「Lounge Jazz」と称するからです。

勿論,色々なスタイルもあれば,ピンからキリ迄,クオリティにも差がありましょう。

僕達の「Lounge Jazz」のクオリティ順位についてはさて置き,
予めお断りしておきますが,別段,僕達のスタイルが
「Lounge Jazz」の標準という事は全くありません。

僕達のスタイルは1950年代のエロール・ガーナーや
オスカー・ピーターソン,ナット・キング・コール等の
「中間派」と呼ばれるジャズを基調とします。

これが1960年代のビル・エバンスやハービー・ハンコックのスタイルだったり,
1970年代のフュージョン・スタイルだったりする訳で
「Lounge Jazz」と言っても色々なスタイルがある訳です。

いずれにせよ,「ジャズ」として,ちゃんとしたモノでないと駄目なんです。

これが単に「ジャズ風」なだけでは気色の悪い「ラウンジのピアノ」に過ぎない訳です。

ちなみに日本でも昔は,キャバレーやテレビの歌謡番組でも
「ちゃんとしたジャズ・バンド」を起用しての「Lounge Music」や伴奏を結構高給で雇いましたが,
今時は「ラウンジのピアノ」を安いというか分相応な「バイト代」で雇いいい加減に演奏で
お茶を濁す,という例が少ないないようで嘆かわしい限りです。

とはいえ,僕達としてはビシーっとJazz …或はクラシックでもラテンでもフォークでも
構わないのですが…で「本物のLounge Music(Jazz)」を提供し,しっかりと
頂くものは頂く,という営業方針を基本とする訳ですね。

結局の所,「Lounge Music」として良いか駄目か,は,
基本となる「Jazz」なりクラシックなりが「本当に出来ているか」否か次第。

そういう意味で,確かに僕達は「Lounge Jazz」という領域に活動を限定しつつありますが,
同時に「ちゃんとしたJazz」を目指し,或は音楽教室として生徒さんには学んでいただく,
というコンセプトにあります。

*********
というようなお話でしたが,次回は僕達が提唱する
「中間派(スゥィングとモダンの中間)ジャズ」による「Lounge Jazz」について
ご紹介しましょう。

Kimball Piano Salon 主宰 藤井一成

「Lounge Music Project音楽教室」ピアノ/ボーカル/弾き語り

http://www016.upp.so-net.ne.jp/kimball(音楽教室のサイト)

リンクはピアノ科の基本教材「オスカー・ピーターソン」の教材


Jazz Exercises, Minuets, Etudes & Pieces For Piano

Jazz Exercises, Minuets, Etudes & Pieces For Piano

  • 作者: Oscar Peterson
  • 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
  • 発売日: 2005/10/30
  • メディア: ペーパーバック



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